オアフ島の東サイドはウインドワードと呼ばれます。
ウインドワードとは風上という意味で、海から吹いてくる貿易風に由来しています。
このウインドワードに連なるビーチはキラキラとしていて、エメラルドグリーン色の海が広がっています。
天気がいい日にウインドワードの海岸線沿いをドライブすると、思わず「うわー」という声が出てしまう景色に何度も出会います。
右にはエメラルドグリーンの海が広がり、走っている車のすぐ横まで波が寄せてきます。
左には雄大なコオラウ山脈がそびえ立ち、その麓には豊かな雨に育まれた緑があふれています。
今回はこのウインドワード・エリアのビーチ4ヶ所を紹介します。
ちょっと危ない香り漂うローカルのビーチ、ワイマナロ・ビーチ。
アメリカ軍の敷地内にある穴場のビーチ、ベローズ・ビーチ。
住宅街にある天国の海、ラニカイ・ビーチ。
そして誰もが大好きなカイルア・ビーチ。
観光ガイドブックでも紹介されているビーチが多く、ご存じの方も多いですよね。
でもこのブログではきれいなだけではない、僕がこの目で見て感じたままを忖度なしでガイドします。
なお、状況は変わっていることもありますので、ご注意願います。
特にコロナによって、ハワイ全般の治安は悪化しているようです。
ただ、嬉しいことに人が少なくなったことで、海のきれいさは大幅に改善されたみたいです。
ワイマナロ・ビーチ
ワイマナロは、ネイティブの人が多く住んでいる地域です。
元横綱の曙の出身地でもあります。
ネットや観光ガイドブックでは、きれいなビーチとして紹介されることが多いようです。
でも、安易に訪れることはおすすめできません。
正直、治安がいいとは感じないのです。
実際の被害にあったことはありませんが、危ない雰囲気を肌にビンビン感じたことはあります。
道路脇にレンタカーを停車し、外に出て景色を見ていた時のことです。
1台の車が何度も何度も繰り返しゆっくり、僕たちの前を走るのです。
その車には複数人の男性が乗っていて、こっちのことを値踏みするような険しい目でじっと見ているのです。
このままいるとやばいことになる!
そんな空気をヒリヒリと感じてきます。
すぐに車に乗って走り出しました。
追いかけてきてないか、バックミラーを何度も何度も見返します。
結果的になにも起こらなかったのですが、身の危険を感じた瞬間でした。
じゃあ危ないだけなのか。
そうではありません、こんなこともありました。
クリスマスシーズン真っ盛りの12月。
ワイマナロの手前から大渋滞となり車が全然進みません。
仕方なくビーチパークに入り、渋滞をやりすごすことにしました。
なぜ渋滞していたのか?
理由がわかりました。
ローカルの人たちがクリスマスのイベントを行なっていたのです。
雪だるまやサンタクロースを乗せた車がビーチパークの近辺をゆっくりと走っています。
そして車からは道にいる人に向かって、なんかを投げつけています。
なんやろう?
ひらって見るとキャンディーでした。
他にも高校生くらいの男の子たちがギターで音楽を演奏していたり、その横ではホットドックやドリンクなんかを無料で配っています。
僕たちにも「もっていけ」とばかりに渡してくれます。
ラッキーっと思いながら美味しくいただいたのでした。
危ない目にあったり、ローカル生活にふれたり。
ワイマナロは観光客のための場所ではなく、ローカルが普通に生活している場所です。
もしも行くんなら、そのことを理解して十分に注意してくださいね。
ワイマナロ・ビーチは、いつ行っても人が少ない感じがします。
やっぱり観光客があまり来ないからでしょうか。
でもこの景色、目の前にすると絶対に好きになるはずです。
2015年の全米ナンバーワンに選ばれただけのことはありますね!
人の多さ | ★ |
海・景色 | ★★★ |
雰囲気 | ★★★ |
安心・安全度 | ★ |
おすすめ度 | ★ |
ベローズ・ビーチ
ベローズ・ビーチはアメリカ軍の敷地内にあります。
普段は立入禁止で入れないのですが、週末だけは一般に開放されているのです。
入り口にある看板に、”OPEN”とでていれば入場OKです。
こんなに素敵ビーチ、アメリカ軍だけで独占するのは申し訳ないと感じているんでしょうか?
注意していないと通り過ぎてしまうような道を曲がって、アメリカ軍の敷地に入っていきます。
入り口からビーチまでは、車でそこそこ走ります。
その間、林の中を道なりにずーっと進んでいきます。
ここはアメリカ軍基地なんだ!っというような厳つい建物などは一切ありません。
ビーチまでの案内図もありません。
ちょっと道が合っているのか不安になるころに、ようやく駐車場にたどり着きます。
当然のことですが、売店などを期待してはいけません。
ただトイレやシャワーはあるようです。
とにかく広くて、人が少なくて、安全(に思える)ビーチです。
好きな人は大好きになりそうなビーチですね。
でも個人的には、アメリカ軍の敷地内にあるビーチとして、一度見るくらいでいいかなと思いました。
だって、軍が持っているというのがなんだかしゃくに感じるし、他にも素敵なビーチはたくさんあるからです。(負け惜しみっぽいですが…)
この日はあいにくの曇り空でした。
晴れていたら、めちゃくちゃすてきなビーチだろうなと思います。
超穴場的なビーチですね。
人の多さ | ★★ |
海・景色 | ★★★ |
雰囲気 | ★★ |
安心・安全度 | ★★ |
おすすめ度 | ★★ |
ラニカイ・ビーチ
ラニカイ・ビーチは、もともとはこの高級住宅地エリアのプライベート・ビーチみたいなもんです。
なので、ビーチ・パークも駐車場もありません。
レンタカーで行った場合は、どこかの路端に無理やり車を停めるしかありません。
人の家の前に駐車することはできないので、停められる場所は限られています。
僕はいつも公園の横に停めてました。
以前、今ほど観光客が来なかった時は穴場的に空いていたんですが、今ではどうなっているでしょうか?
多分、競争率、めちゃめちゃ高くなっているんじゃないかと想像します。
無事に車を停められたら、荷物を持ってビーチに向かいます。
家と家の間に、ビーチにつながる細い小道が何本もあります。
その中の1本を通り抜けると、突然目の目にパーッと広がる天国の海!
ハワイ語で「ラニ」は「天国」、「カイ」は「海」という意味ですが、まさにその名前通りの海が目の間にあるのです!
初めて行くなら、いや何度目でも、「ウワー!きれいやなあ!」と絶対に叫んでしまうことでしょう。
覚えておかないといけないのは、ここは基本的にこのエリアに住む人たちのエリアだということです。
ジョギングしている人が笑顔で挨拶してくれることもあります。
でも観光客を不快に感じている人がいることも事実です。
ビーチに続く小道で大きな声をだしていると、庭から水が降ってきたこともありました。
住人の方々に迷惑をかけないようにして、楽しみたいビーチです。
それと2022年9月時点の情報ですが、地元住民からの苦情により、土日祝は観光客は行けなくなったようです。
ご注意ください!
ラニカイ・ビーチといえば、モクヌイ島(左側)とモクイキ島(右側)ですよね。
なんかこの島二つが、海に浮かんでいる景色が本当に素敵です。
たまらなく写真映えします。
ハワイに行ったら、一度は見ておきたい景色ですね。
人の多さ | ★★★ |
海・景色 | ★★★ |
雰囲気 | ★★★ |
安心・安全度 | ★★ |
おすすめ度 | ★★★ |
カイルア・ビーチ
カイルア・ビーチはビーチ・パークも駐車場も完備されていて、誰でも気兼ねなく楽しめるビーチです。
ピクニック気分で遊びに行くのに、本当に素敵なビーチでみんなにおすすめできるところです。
海の色も、ほんものかと思うくらいきれいなエメラルドグリーン色です。
ただし、やっぱり食べ物や飲み物は売っていません。
ハワイのビーチで売店のあるところって、ほとんどないですよね。
僕のおすすめは、カイルア・ビーチのちょい手前にある「カラパワイ・マーケット」でランチを買って行くことです。
サンドイッチとかドリンクとかをテイクアウトで買って、カイルア・ビーチに持っていくのです。
ビーチでもいいし、芝生の生えているエリアでも、どこでも好きな場所でいただきましょう。
食事の後は、泳いでもよし、ウインドサーフィンやカイトサーフィンで遊んでいる人たちをボーっと眺めてもよし、昼寝をしてもよし、自由に過ごしましょう!
こんなところで、時間ばかり気にするのはもったないです。
贅沢に、ゆっくりと、思う存分にのんびりするのを楽しみましょう!
ひとつだけ注意点です。
とにかく風が強いので、持ち物を風に飛ばされないよう注意してくださいね。
正面に島があるの、わかるでしょうか?
高さのほとんどない平たい島、フラット・アイランド(ポポイア・アイランド)です。
ビーチからは500mほどなので、カヌーやSUPのツアーで行くこともできるようです。
人の多さ | ★★★ |
海・景色 | ★★★ |
雰囲気 | ★★★ |
安心・安全度 | ★★ |
おすすめ度 | ★★★ |