ウクレレ弦交換(1)|ウクレレ弦の選び方と知っておくべきポイント

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ウクレレの弦を交換する時に悩むこと、それは「どの弦を選べばいいのか?」です。

弦はどれでも同じと思いますか?
たくさんの種類があるということは、やっぱりそれぞれ違いがあるのです。

  • 音色
  • 音の大きさ
  • 弾き心地
  • 見た目

あまり知られていないウクレレ弦について、選び方と知っておくべきポイントを私の経験を踏まえて書きました。
(あくまでも個人的印象です。人によって異なることがあることはご了承ください)

全2回の1回目です。
2回目の記事はこちらです

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弦交換をやるタイミング

まずはウクレレの弦交換をやるタイミングについてです。

弦はウクレレを買った時のまま張りっぱなし、とういう方が結構いると思います。

なんの不都合も感じていないのなら、そのままでOKです。
何年も交換していなくても問題ないこともあります。

でも次のようなことがあれば、弦交換をやるタイミングかなと思います。

  • なんとなく音に張りがなくなってきたなと感じる。
  • 弦の裏(フレットにあたる側)をなでるとボコボコしている。
  • 今と違う音色を試してみたいと思ってきた。

どんな弦を選ぶか

次は弦交換をする時にどんな弦を選ぶかです。

「今の弦と同じものがいい」という場合で、今張ってある弦がわかっている、同じ弦が手に入る、のであれば悩む必要はありません。

弦の種類がわからない、もう売っていない、のであれば今の弦に近そうなものを探して選ぶしかありません。

またちょっと違った音色にしてみたい、雰囲気を変えてみたい、のであればどうしたいのかをイメージして、そのイメージに近い弦を選んでみましょう。

ポイントは、

  • 色 : 黒/クリア
  • 音 : 明るい系/マイルド系、固い音/柔らかい音、大きい音/普通の音量 など
  • 太さ : 太い/細い
  • 素材 : ナイロン/フロロカーボン/ナイルガット

あたりでしょうか。

一般的に手に入りやすい弦は「黒」か「クリア」です。

黒の弦を張ると、ウクレレの見た目が引き締まった感を感じます。
音はどちらかというと柔らかめな印象です。

クリア

透明な弦なので、ウクレレの見た目にインパクトはあまり感じません。
音は低音よりも高音が固く響く気がします。

その他

他に白っぽい弦もあります。
ナイルガット(素材のところで説明します)のアクイーラ(Aquila)です。

ウクレレ弦 アクイーラ

ちょっと変わり種のカラフルな弦もあります。
私はコアロハ(KOALOHA)の黄色い弦を持っています。
実際に張ったことはないので、どんな感じなのかはわかりません。

ウクレレ弦 コアロハ

昔、弦1本ごとに色が違っているレインボーのような弦もありました。
ここまでいくと見た目のインパクト狙いですね。

音はとてもむつかしいです。

正直なところ、ウクレレに張ってみて、鳴らしてみて、はじめてわかるからです。

目安は確かにあります。
色のところで「黒は柔らかめ」「白は高音が響く」と書きましたが、これも一般的な目安です。

ネットの口コミやメーカーのホームページなんかで、詳しくどんな音がすると書いてあったりもします。
でもこれも絶対ではありません。

ウクレレとの相性もあったり、自分が思っている基準が口コミを書いている人と違うこともあります。

太さ

ダダリオ(D’Addario)などメーカーによっては、弦1本ごとの太さが明記されています。
書かれていないメーカーは口コミなどを参考にするしかありません。
(ただ太さの数値だけをみても太さの判断は難しいですが…)

太さによる特徴を書いておきます。

太い

一般的に、太い弦は張りが強くなります。
つまり弦を押さえるのに、力がいるということです。

またウクレレにかかる力も強くなるので、昔のウクレレやソプラノなど小さめのウクレレには太すぎる弦は注意が必要です。

ナット(ヘッドと指板の間にあるパーツ)に切られている溝(弦を通している溝)が細すぎて入らないこともあるので、太すぎる弦は要注意です。

Low-Gがまだ一般的でなかった20年以上前、ソプラノにLow-Gはおすすめしません、って楽器屋さんにいわれたこともありました。
今ではそのようなことは聞かなくなりましたけど。

ここまで読むと、太い弦はよくないって思うかもしれません。
でも太い弦にもいいところはあります!

  • 強い音が出る。
  • 大きな音が出る。
  • メリハリのある音が出る。

力強くジャカジャカ鳴らすには合っていると思います。

細い

細い弦は太い弦と反対の性質です。
指あたりも柔らかくて、押さえるのも力はいりません。

フロロカーボン(素材のところで説明します)は細めの弦で表面がツルツルとしています。
1弦なんかめちゃ細いです。
細すぎてツルツルなので、ペグに巻きつける時に滑ってしまいがちです。
私は二重にペグの穴に通して緩むのを防いでいます。

素材

ナイロン

ごく一般的な弦です。
悩んだらとりあえずナイロンにしておくのもいいかもしれません。
ナイロンを知って、次に他の弦を試すのもありだと思います。

ブラックとクリアがあるので自分の好みで選びましょう。
(色の説明を参考にしてください)

代表的なのはジーエイチエス(ghs)のブラックです。
クセなく使いやすくて、値段もお手頃で、私もずっと愛用しています。

フロロカーボン

もともとは釣り糸を流用していたものです。

今はいろんなメーカーがウクレレ用に改良して売っています。
特徴としては、細い、ツルツルしている、音は比較的固め、といったところでしょうか。

弾き心地もツルツルしているので好みは分かれると思います。

代表的なのはワース(Worth)です。
ワースにはたくさんの種類がラインナップされています。

ナイルガット

ガットというのは羊の腸からできた弦のことでした。
ナイルガットはガット弦に倣って、細いナイロン糸をより合わせて作られた弦です。

とても明るい感じの音が出ます。
一時期、明るい感じが気に入って、何本ものウクレレにナイルガットを張っていたことがあります。
ただちょっと明るすぎる感じは、好き嫌いが分かれる弦かなと思います。

ナイルガットはアクイーラ(Aquila)一択です。
種類もたくさんあります。

1回目はここまでです。
2回目ではメーカー・ブランド、種類・特徴について書きます。
2回目の記事はこちらです

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