ハワイを代表する楽器といえば、やっぱりウクレレ。
ウクレレは弦が4本しかなくて「楽器は難しい」という先入観を追いやってくれます。
自分でも弾けるんじゃないか、と思わせてくれる親しみやすさがいいですよね。
もちろんプロ並みに弾こうとすると正直すごく難しい楽器です。
でも、自分の好きにポロポロするだけなら、ちょっと練習すればすぐに形になって弾けた気分になるのです。
値段も1万円くらいからあるので、そこまで高価な楽器じゃありませんしね。
(もっと安価なものもありますが、チューニングが合わなかったりするので、おすすめはできません)
なによりも小さくてかわいい、その見た目がキャッチーな魅力です。
ウクレレが好きになって、ウクレレのことをもっともっと知りたくなったなら、どうすればいいんでしょうか?
ウクレレスクールに行くのもよし。
ウクレレ仲間を探してウクレレ話で盛り上がるのもよし。
(結構身近にウクレレやってる人っているもんですよ)
もちろんインターネットは心強い味方です。
それもいいんだけど、自分でじっくりと調べてみたい。
そんな方には『ウクレレのすべて』という本はどうでしょうか。
ちょっと深く知るだけで、もっともっとウクレレが好きになっていくこと、間違いありませんよ!
『ウクレレのすべて』
『ウクレレのすべて』(エイ出版社、別冊Lightning Vol.230)には、
- 有名メーカーの工房レポート
- 海外・国内のブランドとルシアー(個人製作家)のウクレレ
- ヴィンテージウクレレ
などがのっています。
ウクレレって、こんなにたくさんの種類があるんだと驚くと思います。
また、ウクレレ・メーカー、ルシアー、ウクレレ・ミュージシャン、楽器屋さんのインタビューもあります。
ウクレレに対するそれぞれの立場で、それぞれどんなことを考えているのか、とても面白いものがあります。
どんな人におすすめか
正直、この本はちょっとマニアックすぎるかもしれません。
なので、すべてのウクレレ好き向けではないかもしれません。
でももし、次のようなこと興味があるなら、いかがでしょうか。
- ウクレレの歴史やブランドの成り立ちに興味がある
- ウクレレの製作過程に興味がある
- 人とはちょっと違ったウクレレに興味がある
これらに興味があるなら、『ウクレレのすべて』のページをめくると、きっとワクワクするはずです。
ワクワクポイント
歴史
第1章のページをめくると、いきなり『FIRST UKE MADE IN HAWAII』です。
ハワイで生まれた最初のウクレレの写真です。
本当に最初の1本なのか、それを証明することはできません。
が、ちょっとロマンを感じませんか。
ウクレレの由来や歴史、知らなくても全然いいことですが知っているとちょっとだけ親近感が深くなる気がしますよ。
工房
カマカ、カニレア、コアロハ、コオラウ、ペガサス、カヴィカ、ヘッドウェイ、セイレン。
これらのブランドについて、インタビュー記事ととも工房内の写真があります。
カマカのように工房の見学ツアーがあることろは、行ったことや見たことがあるっていう人もいると思います。
でも、ペガサスやカヴィカは、すごくめずらしいのではないでしょうか。
ペガサスは以前テレビ番組で、工房内でウクレレを作っているところを見た記憶があります。
確か日本のフォトグラファーがインタビューしていました。
カヴィカはまだウクレレを作っていたころ、ウクレレ本に工房内の写真がでていた記憶があります。
そのとき完成したウクレレは工房内に吊り下げて、音楽を聞かせるといってたと思います。
なんでも音を聞かせるとウクレレの音がよくなるからって。
コオラウにはワヒアワの工房に、予約もなく突然押しかけたことがあります。
3階建てくらいの建物で、人数も少なくてフロアーごとに別の作業をしていました。
いきなり行ったのですが、とても優しくて笑顔で案内してくれました。
そして帰りにはステッカーまでお土産にいただいたのでした。
ウクレレがどのように作られるかに興味があれば、結構おもしろいと思います。
希少・貴重
名前は聞いたことがあるけど、ウクレレはみたことがない。
ウクレレはみたことあるけど、名前は知らなかった。
そんなウクレレの写真がたくさんあります。
気になっていたウクレレ、形の変わったウクレレ、きれいなウクレレ、歴史を感じるウクレレ。
みているだけなのに、飽きません。
いつか、本物をみてみたい、触ってみたいと空想してしまいます。
眺めて楽しめる本です。
まとめ
ウクレレは楽しい楽器です。
ハードルは低いし、弾くのは楽しいし、小さいのでかわいいです。
ウクレレは奥深い楽器です。
一見簡単そうな楽器ですが、ちゃんと歴史もあるし、作りかたによって鳴り方も全然変わります。
ウクレレのことを本で読んでみたいなら、おすすめの一冊だと思います。
またもっといろんな本を読んでみたい方向けに、楽譜だけじゃないウクレレ本10冊を紹介した記事を書きました。
よければご覧ください。
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