自作ウクレレ|ウクレレキットをカスタマイズしてマイウクレレを作る

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ウクレレを自作してみたい。

でも難しそうだし、どうやって自作するのかわからない。
とにかくハードル高そう。

そんなとき、ちょっと手軽にできそうな気にさせてくれるのがウクレレキットです。

ウクレレキットにもいろんな種類があり、難易度はピンキリです。

  1. 基本的な形(ボディ)はすでに出来上がっていて、組み立てれば完成するもの。
  2. 難しい箇所(サイドの板曲げ等)は形が出来ているが、自分で作る部分もそこそこあるもの。
  3. 必要な木材やパーツが揃っているだけで、ほぼ自力で作らないといけないもの。

DIYの経験が全くないという方には、”1”のほぼ組み立てるだけのキットがおすすめです。
これでも自分でウクレレを作る楽しさは味わえると思います。

DIY経験が豊富で、ウクレレを作るための道具も持っているなら”3”で大丈夫かと。
ここまでのキットだと、キットというよりほぼ自作だという気がしますが。
難点はなかなか売ってないことでしょうか。
(ネットショップやオークションなんかで、たまに見かけることはあります)

DIYを少しはかじったことがある、多少苦労しても作りがいのあるものにチャレンジしたい。
それだったら”2”ですかね。
簡単ではないですが、自分好みにいろんなカスタマイズも出来ますよ。

僕は”2”のパターンのキットを使って、バリバリにカスタマイズしたウクレレを作成しました。

ウクレレ
  • どうやって作ったか
    (すんなりと作れたわけではありません)
  • どんなカスタマイズをしたか
    (どうせならと結構がんばりました)

愛着ある一本をどうやって作ったか、紹介いたします。

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ゼンオン ZU-600K

僕が買ったウクレレキットは「ゼンオン ZU-600K」というものです。

¥11,590 (2024/01/08 12:56時点 | Yahooショッピング調べ)

ウクレレがだんだんと増えてきたとき、ウクレレキットがあることを知り「いっぺん自分で作ってみるか!」と思い購入したのです。

キットにはいろんな種類があったのですが、どうせなら「ある程度難しいのがいい」と思い「ゼンオン ZU-600K」にしたのです。
DIY経験はほぼゼロで、道具もほとんど持ってないのに・・・

キットの箱を開け、パーツを取り出しました。

ボディのトップとバックはひょうたん型にカットされてます。
サウンドホールも開いてます。
サイドはちゃんと曲げてあって、ひょうたん型の輪っかの形ができてます。
ネックは角材から削り出してあり、そのまま使えそう。
指板にはフレットが打ち込まれていて、ネックに貼るだけでよさそう。

説明書通りに作れば完成しそうやな。
最初はそう思いました。

いざ始めると・・・
ボディのトップ・バックの板を、ひょうたん型の輪っかに、くっつけるのがめちゃめちゃムズイ。
接着剤をつける前に仮置きをしてみるのですが、どうしてもずれてしまい、きれいな形にすることができないのです。
そしてトップ・バックの板がひょうたん型の輪っかより大きいので、はみ出た部分はカッター等できれに削りとる必要があります。

きれいな形のウクレレを、このまま自力で作ることは無理だと悟ってしまったのでした。

せっかく買ったウクレレキット「ゼンオン ZU-600K」、そのまま眠ることになりました。。。

ウクレレキットの再チャレンジ

別の記事に書きましたが、僕はウクレレを自作したことがあります。
このウクレレキットを買ったずっと後のことです。

→キットでなくいちからウクレレを作った記事はこちらです。

この記事に書きましたが、ウクレレの作成中、しばらくの中断期間がありました。
その中断期間の間「そうだ! 眠っているウクレレキットを作ろう!」と思いたったのです。

工房に行くので、道具は揃ってる。
いちからウクレレを作ってる最中で、キットだったらもっと簡単。
なんでも相談にのってくれる先生もいる。

友達でもあるウクレレ制作の先生に相談すると「ええよ」と快諾してくれました。

「ゼンオン ZU-600K」が長年の眠りから覚めるときがやってきたのでした!

カスタマイズ

どうせ作るんだったら説明書通りに作るのはおもしろくない。

もっと自分好みに、見栄えもカッコよく、バリバリのカスタマイズをしたろう!

かわいいウスレレにしよう

ウクレレキットはソプラノサイズ。
かわいいサイズです。
で、どうせならもっと可愛くしたい!

ボディを薄くして「ウスレレ」にしよう!
ひょうたん型の輪っかをノコギリでゴリゴリとカットしました。

これ、めっちゃいいです。
持ち運びも楽ちんで、旅行に行くときなんかも気軽に持っていけます。

もちろんハワイにもです!!

うすくても音が大きくて、よく鳴るんですよ!

ネックを自分好みのシェイプにしよう

ネックは最初から削ってあって、そのままの形でも使えます。
でも僕の好みとはちょっと違うんです。
なのでガリガリと削って、ペーパーをかけて、自分好みのネックにしました。

ネックの形って弾き心地に影響するので大事ですよね。

フレット数を12から14に増やそう

ソプラノだし12フレットで十分なのですが、なんか指板があまってるように見えるんです。

だったらフレットを増やそう!
溝を切りフレットを打ち込んで、なんちゃって14フレットにしちゃいました。

このウクレレで14フレットまで使うことはまずありません。
単なるカッコつけ、見た目重視のカスタマイズです。

バインディングで見栄えをカッコよくしよう

基本的にシンプルなウクレレなんですが、うすくてかわいいウクレレです。
ここでもう少しだけ、カッコよさをプラスしたい!

バインディングで飾りました。

ボディ全体にサンドペーパーをかけ、フィニッシュにはオイル塗装もしました。

ちょっと濃いめの色合いとバインディングがとってもいい感じになりました。

ペグはちょっとだけいいものにしよう

キットについているペグはチューニングがしにくそうなので交換します。
お気楽なウクレレにしたいので高価なペグ(プラネタリーギア)はやりすぎかなと思い、ちょっとだけいいフリクションペグに変えました。

ペグ穴がちょっと小さかったのでリーマーで広げます。

ペグを変えるとチューニングがグッとやりやすくなり、音程も安定するもんです。

ほかにもいろいろ

他にもいろいろ手を入れました。

  • 指板表面のポジションマーク
  • 指板サイド部分のポジションマーク
  • ブリッジ
  • ウクレレ内部の力木 など

最後に弦を張って完成!
(このときはLow-Gにしてました)

まとめ

ここまでのカスタマイズを行ってウクレレキットを作るのは、正直言って難易度は高いです。

僕もウクレレ工房に通ったから出来たのであって、自分ひとりだと絶対に出来ませんでした。

ウクレレ工房は別記事にも書いていますが、Okalu(オカル)というところです。
興味がありましたらぜひご覧ください。
いろんな相談に親切にのってくれますよ!

→キットでなくいちからウクレレを作った記事はこちらです。

「自分でウクレレを作ってみたい」と考えるのも、ウクレレを楽しむことのひとつだと思います。

この記事の冒頭で紹介した”1”のパターンのキット。
ほぼ組み立てるだけで完成するキットでも、自分で作ったウクレレは愛着いっぱいの相棒になるはずです。
簡単なカスタマイズだったらできることもあるはずです。(例えばペイントとか…)

いつかはウクレレを作ってみたい!
そんな方の参考に、少しでもなればいいなと思い書きました。

ぜひチャレンジしてみてください!

ウクレレ制作教室 Okalu

僕が通ったウクレレ制作教室は、千葉県千葉市美浜区にあります。
ウクレレ教室だけでなく、オーダーでのウクレレ制作&販売、小物から家具などの木工製品の制作&販売なども行ってます。

Okalu Handcrafted Ukulele & Furniture
http://okalu.web.fc2.com

Okalu Facebook
https://www.facebook.com/okaluukulele/

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