ハワイでトラブル|レンタカー運転中に交通事故にあったらこうなった

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ハワイ旅行、何度か行くうちに「レンタカー、借りてみようかな」って気になってくるんじゃないでしょうか!

レンタカーがあると、自由度がぐんと増します。
行動範囲がぐーんと広くなります。
ハワイの楽しさがぐーーんと上がることになります。

でも怖いのが「交通事故」ですよね。

事故はいつ起こるかわからないし、起こったらどうなるのか全くわからない。
不安いっぱいです。

僕はレンタカー運転中、後ろから追突されるもらい事故にあったことがあります。

英語の話せない僕が、日本語を話さない白人の女の子に追突され、日本語を話さないポリスとハラハラ・ドキドキしながらの取り調べ。

そして結果はどうなったか!

僕が実際に体験した「交通事故、あったらどうなったのか?」の体験記です。

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追突事故にあった

事故にあったのは、2014年7月。
場所はオアフ島ノースショアのハレイワ。

晴天のハレイワ・ビーチパーク前カメハメハ・ハイウェイ。
道は渋滞していて、トロトロと止まるようなスピード。

横断歩道の前まできたとき、横断歩道を渡ろうとする年配の女性が見えたので車を停止させました。

一瞬の間をおいての突然でした。
後ろからのドーンという衝撃に身体が揺れたのです」。

「あっちゃー!!!」

「事故ってもたーー」

「俺、停まってたで! 悪ないで! 俺の責任ちゃうで!」

「どうなるんやろ?」

これから起こることの不安感で、頭がいっぱいになりました。

とりあえず車を路肩に停車させて車外に出たら、後ろの車(ゴツくてでかい四駆の車)も続いて停車しました。

「どんな人やろ?」

「アメリカは絶対に自分の責任やないってゆうらしいけど、変な人やったらイヤやなあ」

「こっちも、間違ってもソーリー言わんように気をつけんとあかんな」

はたして出てきたのは、威圧感ある車のイメージとは違って白人の若い女の子でした。
自分が悪いとわかっているのか、申し訳なさそうにおずおずと近寄ってきます。

「オー、ソーリー」

いきなり「ソーリー」って言ってきた!!
これで事故の責任は相手側にあるって認めたんだ!!
正直、少しホッとしましたよ。

被害状況ですが、身体は全く問題なし。(なんせひどい渋滞中だったので)
僕の乗ってた車は、後ろからやられたので結構凹み、トランクカバーのロックが曲がってしまってました。(後からですがロックが効かなくなりました)

事故にあったレンタカー

女の子の車ですが、見た目では全くかすり傷もありませんでした。

レンタカー

僕が借りていたレンタカーはダラーレンタカーでした。
ハワイに着いてからいきなり借りたのではなく、ハワイに行く前に日本で保険内容も決めて予約をしていました。

保険については補償内容をネットで確認し、かけれる範囲で最大の補償となるようにしてあります。

いつも思うのですが、人身事故とかしたときにこの補償金額で足りるのか?
なんか少ない気はするのですが、とにかく最大限かけておいて、あとは事故を起こさないように十分気をつけて運転するようにしています。

もちろん車両保険にも入っていました。
なので、今回の事故で車体に損害があっても修理費用の自己負担はありません。
車の傷・凹みは全然気になりませんでした。

そして借りていた車は新しい車に交換してもらいました。
もちろん追加の料金はかかりません。

この車両交換を含めてダラーとのやりとりは、概ね問題なく対応できました。
英語なのでめんどくさいことは結構ありましたが。
ここのところは、あとで詳しく書きますね。

とにかく、渋滞中のゆっくりとしたスピードでの事故だったので人身事故ではなかったし、対物補償も車両補償もかけていたので、これからどうなるかわからないけどお金の面だけは心配はしなくて済みました。

ポリスを呼ぶまで

女の子は「ソーリー」と言って自分に責任があることは認めたんだけど、なぜかポリスは呼びたくないと言ってきたのです。

英語なのでなにを言っているのか、どうしようとしているのか、全然理解できなかったけどポリスを呼びたくないということはわかりました。

それは困る。
ポリスなしでうやむやに処理してしまうと、あとでどんな目にあうかわからない。
レンタカーの補償もどうなるかわからない。

とにかく必死で「ポリスを呼んでくれ!」と言い続けて、やっと携帯電話でポリスに電話してくれました。

ポリスの到着を待っていると、女の子のお父さんもやってきました。
どうやらお父さんにも連絡を入れていたようです。

お父さんは車から降りるとこっちに向かってきました。
なにを言われるのかとドキドキしていると、ちょい手前から「ソーリー」と言いながら目の前まで来たのでした。
「ソーリー」と何度も謝ってくれたことしか理解できなかったけど、気持ちは伝わってきたし、不思議と心強くなりました。

ポリスがきてから

結構時間が経ってからポリスが到着しました。
白人の中年男性が一人、日本語は全く通じません。

よくハワイで運転するときは、日本の運転免許証でも大丈夫と言われますよね。
信じない方がいいですよ。
ワイキキ近辺とか中には日本語がわかるポリスもいるかもしれませんが、普通は日本語はできないと思っておいた方が賢明です。

僕はいつも国際運転免許証を持っていきます。
手間とお金もかかるのですが、万一のことを考えたら絶対に必要といっていいでしょう。

ポリスがきて国際運転免許証の確認と、レンタカーの書類の確認から始まります。
ここまでは順調でした。

続いて事故の状況説明ですが僕は英語で説明できないので、女の子からの説明のみとなってしまいました。
正しく話してくれているか、自分に有利なように話していないか、若干の不安は感じますが祈るしかありません。
少しだけ疑り深い目で様子をみてましたが、どうやら正しく説明してくれているような感じでした。(想像でしかありませんが)

そして僕はレンタカー会社のダラーに電話をいれようとしたのですが、全然かからないのです。
僕の携帯電話はドコモのiPhoneです。
ハワイでもそのまま使えるはずなのです。
事実、ネットやメールはできるし、電話もちゃんと通じました。

でもダラーの連絡先電話番号には、なぜかつながらないのです。
ポリスはなにやってんだ? 早く電話しろよって顔してこっちをみてます。
あせりながら、電話がかけられないことを身振り手振りで伝えます。

ポリスは僕のiPhoneを使えないなという目でみて、ポリスの携帯電話でレンタカー会社に連絡して事故の説明と手続きをしてくれたのでした。

その後、事故の書類を書いたり、いろいろな処理がありました。
この時もほとんどポリスと女の子に任せるしかなく、成り行きをみているだけでした。

しばらくしてポリスが「この書類をもって、空港のレンタカー会社に行けば、新しい車に交換してくれるよ」と書類を渡してくれました。
これで終わったのです。

細かいこといわれてもわかれへんで。
ああしろ、こうしろ、って言われてもできひんで。
どこどこの
警察署とか裁判所とかに行けっていわれたらどないしょう。

ずっとハラハラと心配してたことは一切なく、拍子抜けする感じで終わったのです。

レンタカー会社で車両交換

このとき僕はノースショアのレンタル・バケーションに泊まっていました。
そこのオーナーが日本人だったので事故のことを話して、レンタカー会社にも確認の電話を入れてもらったりしていろいろ助けていただきました。

車の後ろの凹みのせいでトランクカバーが閉まらなくなったのですが、応急処理としてガムテープを貸してくれたりもしました。

ハワイ レンタカー 交通事故

「このくらいの軽い事故はよくあることよ」の一言にも気持ちが少し和らぎました。
わからないことだらけの中で、本当に心強かった、ありがたかったです。

事故の翌日からはワイキキのホテルに引っ越しでした。
なので、ノースからの移動途中に空港のレンタカー会社に寄り、車の交換をしてもらいました。

レンタカー会社にも日本語がわかる従業員も少しはいるはずなんですが、この時は英語しかだめでした。
でも事故にあったというと、最初に「大丈夫でしたか?」という言葉をかけてくれて、その気遣いが嬉しいなと感じました。

軽いとはいえ交通事故は交通事故です。
ショックもあったし、不安も残ってます。
そんな時にかけてもらえる優しい言葉は、本当にジーンとしてきますね。

何枚かの書類を記入した後、すんなりと新しい車に交換してくれました。

また、帰国前に返却するときも、とくに何も聞かれることも追加料金も一切ありませんでした。
まるで事故がなかったかのような感じでしたね。

帰国後、ダラーから手紙が来た!

帰国して、ちょうど事故から2週間くらいのころ、アメリカのダラーから手紙が届いたのです。

辞書を片手に読んでみると、事故の状況を聞かれているようです。
詳細を記入する用紙「VERIFICATION OF FACTS」が入っていて、状況説明とか結構な数の記入欄があります。

えーっ、こんなんハワイで書いたやつと被ってるやん。
面倒やなあ。
でも、書き方によってはなんかが降りかかってくるのか?
いや、そんな感じはなさそうやなあ。

ようやく消えていた事故のショックが再び蘇ってくるようでした。

よくわからないので、レンタカーを予約した日本の代理店にも一応聞いてみました。
予想はしてたけど、代理店ではどうすればいいというアドバイスはできないと言われました。
代理店の行う役割からすると仕方ないですね。

仕方ない。
自力でやるしかないか!

書けそうな項目だけに絞ろう。
よくわからん項目は無視しよう。

事故の状況のとこは、自分は悪くないことを猛烈にアピールした感で書こう。
でも欄が小さいなあ、細いペンでギュウギュウに書いたろ。

WEBの翻訳ページなんかを使いながら、怪しい英作文に取り組んだのでした。

もしなんかあったら、またなんか言ってくるやろう。
そんな気持ちでしたね。
もう何年も連絡がないので、大丈夫だったのでしょう。

追突された女の子からも、ポリスからも一切連絡はなかったです。
あとはレンタカー会社のほうで、全ての処理をやってくれたんだと思います。

まとめ

結果として今回の交通事故は、自分にはなんら責任を負わされることなく完了しました。

でも今回は運がよかったのかもしれないですね。

自分が悪くなくても、責任を負わせられることもあるかも。
なにしろすぐに訴訟のアメリカだし、こっちは英語で話し合うことができないんですから。

また、気をつけていても自分が事故を起こす場合もありえます。

そのことについて、前もって万全の準備をすることは不可能です。
でも、できることもあります。
今回の経験をもとに、レンタカーを借りるなら「事前に準備しておくとよいこと」「事故にあったときにやったほうがよいこと」を挙げておきます。

  • レンタカーを借りるときは、必ず保険に入る
    今回のケースでは、相手側が100%だったのですが、万一に備えて保険は絶対必要です。
    補償内容は人によって必要なものは違うと思いますが、これをけちることはおすすめしません。
  • 国際運転免許証は持っていく
    ポリスは日本語が話せないし読めないと思っておきましょう。
    もし持ってなかったらと思うと、、、もうめちゃくちゃ大変やったと思います。
  • わからないことや不安なことは、誰かに相談する
    事故が起こったとき、宿泊先の日本人オーナーに電話をかけて話を聞いてもらいました。
    話すだけでもパニクっている頭が整理されてきました。
    また、事故後にレンタカー会社にも電話を入れてもらい、車両交換の確認をしてもらいました。これは本当にありがたかったです。
    旅行会社やクレジットカードなんかの旅行デスクでも相談にのってくれるかもしれないですね。
    万一のときに相談できそうな「ヘルプデスク」をひとつは持っておきましょう。
  • 事故が起きたらポリスには必ず連絡する
    どんな理由かはわからないけれど、最初、女の子はポリスに連絡はしたくないと言ってました。
    もし、連絡しないで終わらせていたら、後々大変めんどくさいことになっていたと思います。
  • レンタカーを借りたときには十分な確認をする
    今回、僕のiPhoneからダラーに電話がかからなかった原因はわからないですが、次回からはちゃんとかかるかテストしておこうと思います。
    また、ポリスから提示を求められたレンタカーの書類がありました。
    でもダラーから渡された書類にはなかったため、持ってないと言って渡せませんでした。
    あとで確認したら、車のグローブボックスに入っていたのです。
    渡された書類にも記載がありました。
    レンタカーを借りたときにもう少しちゃんと書類を読んで、車内も確認しておくべきだったなと反省しています。

以上、僕のハワイでのもらい事故の体験記です。
ハワイを車で走るのはめっちゃ自由で楽しいもんです!
無理・無謀な運転をしないことを心がけて、ハワイのドライブを楽しみましょう!

またレンタカーでドライブするなら、地球の歩き方の「ハワイ ドライブ・マップ」がいろんな情報が載っているので参考になると思います。
僕もいつも持って行ってます。

またいつも手元に置いておくと、テレビを見ていて、本を読んでいて、気になる場所があったとき、すぐに調べることができてすごく便利です!

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