ハワイは、行きたいところがいっぱいありますよね!
カカアコ、カイルア、マノア、ノースショア・・・
そんなとき交通手段はなにを使いますか?
レンタカー、ウーバー、タクシー、トロリーバス・・・
ひとつ忘れてないでしょうか?
ザバス(TheBus)です!
でもザバスって、なんか使い方がよくわからない・・・
- バス停に、名前も行き先も時刻表もない!
- 時間通りに来るとは思えない!
- 目的地までちゃんと行けるか心配!
- そもそもどうやって乗ればいいのかわからない!
実は私がそうでした。
今まで10回以上ハワイに行きましたが、ザバスに乗ったのは1〜2回です。
行き先もアラモアナーワイキキ間だけです。
とにかくハードルが高かったのです。
でもホロカード(HOLO CARD)とグーグルマップ(GoogleMap)さえあれば、すごく簡単便利な乗り物だったのです!
2025年2月に8年ぶりにハワイに行き、自分で体験した「ザバス」の乗り方をご紹介します。
ザバス、なにが難しく感じるのか?
わからないことが多いザバス。
そのわからないことを整理してみると「乗り方と降り方」「どれに乗ればいいのか」「時間通りなのか」に不安があるんじゃないでしょうか。
では一つづつ見ていきましょう!
乗り方と降り方がわからない
乗り方
ザバスに乗るには当然お金が必要です。
2025年2月時点で大人$3です。
現金かホロカードが使えて、現金だとお釣りはでません。
なので少額のお札を何枚も準備しておく必要があります。
とても面倒です。
なので旅行期間中に何回も乗るつもりだったら、ホロカード(HOLO CARD)を買うことをオススメします!
詳しくは後で説明しますが、ザバス専用のSuicaみたいなものだと思ってください。
ホロカードをザバスに乗ったところにあるカードリーダーにタッチするだけでOKです。

ホロカードがあれば、ザバスに乗るのは怖くありません。
簡単です!
降り方
目的の停留所にザバスが停まってもらうには、運転手に「降りまーす」と知らせる必要があります。
でも日本のバスにあるような「停まる」のボタンはどこを探してもありません。
ではどうすればいいのか?
窓際にロープが張ってあるので、このロープを引っ張って運転手に知らせるのです。

ただこのロープ、引っ張っても手応えがありません。
本当に運転手に伝わっているのか、心配になってきます。
ロコの人たちも何度も何度もしつこく引っ張ってたりします。
とにかく力を入れて引っ張ってください。
また運がよければ「停まるボタン」があったり、次停まります「STOP REQUESTED」の電光掲示板がついている新しいキレイなバスにあたることもあります。
(新しいバスは窓から外の景色がちゃんと見れます! フツーのバスはガラスが曇っていて外の景色はあまり見れません)

不安だったら、乗る時に運転手に「どこどこに行きたい」と言っておくといいかなと思います。
親切な運転手だと、バス停に着いた時に大きな声で教えてくれますよ。
どれに乗ればいのかわからない
バスの乗り方と降り方は大丈夫だと思います。
でも実際に問題なのは「どのバスに」「どこのバス停から乗って」「どこのバス停で降りればいいのか」ですよね。
例えば今、アラモアナにいて、マノアに行きたくなった!
あの有名なモーニング・グラス・コーヒーに行きたくなった!
とします。

でも、バス停には名前がなく、番号しかありません。
バス停が書かれた路線図もありません。
時刻表もありません。

まったくのお手上げです・・・
でも手に持っているスマホ、そこに入っているグーグルマップ(GoogleMap)さえあれば、ザバスに乗って簡単に行けるのです!
どこのバス停から、何番のバスに乗って、どこで乗り換えて、どこのバス停で降りればいいのか、ちゃんと教えてくれるのです。
詳しい使い方は後でご紹介しますが、とにかくこれで行きたいところに行くことができます。
簡単です。
時間通りなのか
バスは時間通りには来ません!!
日本のバスは時刻表に分単位の時間が書いてありますよね。
そしてほぼその通りに来ますよね。
でもハワイでは時刻表はあくまでも目安だと思っておきましょう。
ではどうすればいいのでしょうか?
ここでもグーグルマップを使いましょう。
行き先と出発時刻を入れることで、大体の所要時間を教えてくれます。
そして予定よりも早まっていたり遅れていたら、都度時間の修正をしてくれるのです。
グーグルマップ、本当に便利ですよ。
ただ遠くに行く時は、できるだけ時間に余裕を持って計画を立てましょうね。
万一があったら大変だから。
ホロカード
ではホロカードについて、もう少し詳しく説明します。
ホロカードとは
ザバス用の交通系ICカードです。
サイズはクレジットカードサイズで表と裏はこんな感じです。


カスタマーサービスが日本語で書いてあるのが安心感があって嬉しいです。
電話番号が英語、中国語、韓国語、それぞれ違うので、日本語の案内があるのかもしれませんね。(試してないのでわかりませんが…)
どこで買えるか? いくらするのか?
ABCストアでも店舗によっては買えるようですが、ABCで買えるのはワンデイパス(1日乗り放題)だけです。

なので私はアラモアナにあるフードランドで買いました。
フードランドに入って左手にあるカスタマーサービスで、ホロカードを買いたいこととチャージしたい額を伝えればクレジットカードで簡単に買えます。

他にも買えるところはあるようですが(セブンイレブン、タイムズスーパーマーケットなど)、フードランドが一番簡単で便利な気がします。
カードは1枚$2で、チャージは$3の倍数で指定します。
1回乗ると$3が引かれるのですが、2.5時間以内だと乗り放題です。
つまり1回乗ってどこかで降りても、次に乗る時が最初に乗った時から2時間30分以内だと2回目のバス代$3は引かれません!
また1日に3回以上乗るとワンデイパスの扱いになり$7.5以上は引かれません。
料金体系は、大人以外にも幼児・ユース・シニアがあって結構割引がされているようです。
また7日パス、1ヶ月パスなど、いろんな種類もあるようです。
追加のチャージですが、ネットからもできるようです。
でも私はフードランドのカスタマーサービスでやりました。
アラモアナセンターから出発しているザバスが多いので、ザバスに乗る前にフードランドに行って$9チャージしておけば1日安心してザバスに乗ることができます。
残高や使用履歴はみれるか?
バスに乗ってカードリーダーにタッチするとシャカマークが出ます。
これが乗車OKのサインです。

ただ日本のSuicaやPASMOのような残高は出てきません。
チャージした時に残高はわかりますが、日本に持って帰ってきた時にいくら残っているのか、またどこからどこまで乗ったのか知りたいですよね。
大丈夫です。
先にチャージがネットからできると書きましたが、使用履歴もネットでバッチリわかるのです。
ホロカードのホームページ(https://www.holocard.net/ja/)にホロカードを登録すればいいのです。

時間の表示は時差があるのかちょっと変ですが、自分がどこに行って、どこから乗ったのかがわかるのです。
ちょっと楽しく嬉しいと思いませんか?!
そして次にハワイに行く前にはもう一度確認して、チャージもしておこうかな・・・などと思ってしまいます。
グーグルマップ
グーグルマップは使っている方も多いと思います。
この使い慣れたグーグルマップが、ハワイで、ザバスに乗る時に、大活躍してくれるのです!
バスに乗る前に
先ほどマノアのモーニング・グラス・コーヒーに行きたくなったときのことを書きました。
実際にグーグルマップを使ってみましょう。
まずは目的地のモーニンググラスコーヒーを検索します。

ここで経路に「公共交通機関」を選択します。
そうすると行き方のルート候補がいくつかと、それぞれのおおよその所要時間が出てきます。
そして乗るべきバスのバス停の場所、降りるべきバス停の場所も地図上に示されます。
乗るべきバス(今回は5番のバス)も教えてくれます。

あとはバス停に向かって歩いていくだけです。
簡単ですよね!
またバスが遅れていた場合は「何分遅れている」といった情報も出てきますので安心です。
バスの中で
無事にバスに乗りました。
次はバスをどこで降りるかです。
車内アナウンスで「次のバス停はどこそこ〜」と言ってますが、よく聞き取れません。
そもそもバス停に名前がないので、どこのことを言っているのかさっぱりわかりません。
こんな時もグーグルマップは強い味方なんです。
選んだルートを開きましょう。
そうするとその路線のバス停が一覧で出てきます。
さらに、自分が今いる場所まで教えてくれます!
これを見ながら次のバス停で降りるんだってわかったら、ロープを思いっきり引っ張りましょう。

バスを降りてグーグルマップを見ながら歩いていけば、無事モーニング・グラス・コーヒーに到着です!

そうそう、今回グーグルマップを使ってバスに乗っていて気づいたことがあります。
バス停には名前がないといいましたが、グーグルマップには名前が書いてありますよね。
通りの名前がふたつ。
実際にバス停は交差点の近くにあるので、交差するふたつの道路・通りの名前がバス停名として表示されているようです。
正式名称なのかどうかわかりませんが、単なるバス停番号でなくて、わりとわかりやすいなと感じました。
帰りのバスを検索する
帰りのバスを検索する時は、出発場所と目的地、出発時間を変更して検索するだけです。
その時間帯での最短のルートを教えてくれます。
ここで覚えておいてほしいことです。
ザバスは基本的にロコの足です。
そしてロコの中にはいろんな人たちがいます。
夜遅くに乗ったり、治安の良くない場所に行ったりすることはできるだけ避けましょう。
バス停は人通りのない場所にあることも多いです。
そういうところで長時間バスを待つことも避けましょう。
まとめ
今までなんとなく難しく感じていたザバス。
「なんだ、ホロカードとグーグルマップさえあれば、簡単なんだ!」って思っていただけたでしょうか?
他にもザバスに関するアプリはあります。
例えば「DaBus2」。
路線の番号で検索するとどんなルートを通って、どんなバス停があるのかが出てきたりします。
他にもいろんな検索方法があります。
でもとりあえずザバスに乗って、どこどこに行きたいというのであれば、グーグルマップはとても簡単で便利なアプリです。
ホロカードとグーグルマップさえあれば、今まで行きたくてもあきらめていた場所に、お安くロコ気分で行くことができますよ。
最後に注意事項
今回の情報は2025年2月時点のものです。
ザバスやホロカードについてはちょこちょこ変更があるような気がします。
使用方法や料金、WEBでできることなどは、実際にハワイに行く前に最新情報を必ず確認してくださいね。
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