オアフ島の西側はリワードエリアと呼ばれます。
観光ガイドブックにもあまり載っていない、オアフ島の中でも知る人ぞ知るという感じのエリアです。
なぜ観光ガイドブックに載っていないのか?
このエリアは昔ながらのハワイの空気感が色濃く残っており、観光地化の波が未だ押し寄せていないのです。
そう、ブランド品やハワイ土産を買いに行くような場所ではないのです。
多くのネイティブローカルが実際に生活しているエリアです。
観光客がドカドカとやってくることを望んでいない空気感、肌にヒリヒリと感じます。
治安も決して良いとは言えません。
良くないというのは簡単ですが、行くならそういう場所だということをちゃんと理解しておくことが必要だと思います。
また行くのであればレンタカーがいいかと思います。
THE BUSもありますが、時間通りに運行することは期待できないのと、どんな乗客がいるかわからないので。
昔からのハワイアン・スピリットの「気」を感じることができる、観光客が気軽に行くところではない、そんなリワードエリアのロコ御用達ビーチを2ヶ所ご紹介します。
マカハ・ビーチ
目の前に広がる砂浜とキラキラと光る青い海。
雲の隙間から差し込むんでくる光が反射しています。
背中には荒々しいワイアナエ山脈が、覆いかぶさってくるようにせまってきます。
マカハ・ビーチの景色には、どこか荘厳さを感じる迫力があります。
「マカハ」には「荒々しい」「激しい」といった意味があるのですが、まさにその言葉通り。
たくさんのローカルがまったりと思い思いに過ごしています。
ボディサーフィンをする人、ビーチで寝っ転がっている人。
人も多いし、車もすぐ見える場所に駐車しているので考えたら安全なはずです。
でも「安全だ」という空気を感じることはなかったです。
どこかよそ者感がビンビンとしていて、常に緊張感をもってアンテナを張っています。
おすすめをすることはしませんが、では良くないのかというと、そんなことはありません。
ワイキキやカイルアやハレイワなどのエリアとは全く違う雰囲気の空気感、個人的にはめちゃめちゃ魅力を感じるビーチです。
道路脇、ビーチの目の前に駐車スペースがあります。
でも安心感を感じることはありません。
海で遊んでいるローカルからの視線を感じることもあります。
でも太古からのハワイを感じさせてくれるマカハには、どこかスピリチュアル的なものを感じます。
人の多さ | ★★★ |
海・景色 | ★★★ |
雰囲気 | ★★★ |
安全・安心度 | ★ |
おすすめ度 | ★ |
ヨコハマ・ベイ
オアフ島西側の道路の終点。
「ROAD CLOSED」の立て看板があり、そこから先には車で進むことはできません。
そこがヨコハマ・ベイです。
なぜ「ヨコハマ」なのか?
諸説あるようで、はっきりとはわからないようです。
ただ、日本からはるばるとやってきた日系移民の方々に由来することは間違いないと思われます。
もう夕方だったからかもしれませんが、ビーチで遊ぶ人はいません。
当然ながら売店もなんもありません。
ただ、海があり砂浜があり山がある。
そんな場所です。
太陽の光が海にキラキラと光り、ちょっと殺伐とした感じのするビーチとのコントラストがとてもきれいでした。
「果て」という静かさともの寂しさが浸みてくる感じがしました。
昼間の顔はどんなんだろう、見てみたいな、そんな気もしました。
車を停めて「ROAD CLOSED」の先を歩いていくと、オアフ島の秘境カエナ・ポイントにたどり着きます。
自然保護区であり、ハワイの神話と伝説の地です。
カエナ・ポイントに行くには、ノースから行くルートもあります。
個人的にはノースからのルートの方をおすすめします。
僕も行ったことがありますが、なんとなく安全度がすこーしだけ高い気がするので。
ここまで来るのは、正直かなり大変だと思います。
途中でアクシデントがあった場合のことを考えると、やっぱり安易におすすめはできません。
でも、オアフ島にもこのような景色があることを知っておいて欲しいと思います。
観光だけでないハワイの姿を垣間見ることができます。
人の多さ | ★ |
海・景色 | ★★★ |
雰囲気 | ★★ |
安全・安心度 | ★ |
おすすめ度 | ★ |