モロカイ島｜日本人に会わないハワイの秘島モロカイのビーチガイド

モロカイ島って知ってますか？

モロカイ島に行きたいと思いますか？

ハワイ大好きという人でも、モロカイ島に行ったことがある人はそんなにいないと思います。
ハワイ６島の中でラナイ島と並んで超マイナーなモロカイ島。
ラナイ島は高級リゾートホテルのイメージがありますが、モロカイ島のイメージって？

有名な観光スポットがなさそう。
買い物できるショッピングセンターがなさそう。
ハワイを紹介するテレビ番組でも、ガイドブックでも、目にする機会がない。
旅行会社のパンフレットにも載っていない。
とにかく情報がないので、よくわからない。

そう、よくわからない島なんですよね、モロカイ島って。

でも考えてみてください。
こんなよくわからない島、おもしろそうって思いませんか！
みんなが行く前に、行ってみたいって思いませんか！
そう思った僕は2005年9月にモロカイ島に行ってきました。

ホノルル空港の入国審査で「何しにモロカイに行くんだ？」と怪訝な顔で聞かれて。
ウクレレを見せながら「ビーチでウクレレを弾くんだ！」と答えて。
「なんだ、リラックスしに行くだけか」と拍子抜けしたような顔でハンコを押してくれて。
オアフの人たちのモロカイに対する興味薄な感じ、妙に忘れられません。

あれからずいぶんと年月が経ちました。
けれどモロカイ島は多分あんまり変わってないと思います。

信号機がひとつもない島。
ヤシの木より高い建物がない島。
マクドナルドもケンタッキーもコンビニもない島。

車の窓を開けっぱなして路上駐車する島。
みんな黙ってニコッと笑顔を向けてくれる島。
素朴さとたっぷりの時間が流れる島。

こんな島で出会ったビーチを３ヶ所紹介します。
「ALOHA」という言葉を交わさなくても、言葉以上に「ALOHA SPIRIT」を感じさせてくれるモロカイ島のビーチです。

モロカイ・ショアーズ内のビーチ

モロカイ島ではモロカイ・ショアーズに泊りました。
３階建の建物が何棟か建ち、海に面した中庭にはプールもある、しっとりとした感じのコンドミニアムです。

朝早く目が覚めると、聞こえてくるのは鳥の鳴き声だけ。
中庭をみると人影もなく、にわとりだけが「コケコッコー」と忙しそうに走り回っています。
ザーっという波音さえ聞こえてきません。

中庭を散歩していると、一人の白人男性から話しかけられました。
「ここは静かでいいところだよ。ホノルルなんて人も多くてうるさくて。ここは本当にいいところだ」

もう十分にわかります。
こんなに静かでなんもないところ。
耐えられない人は1日ももたないと思いますが、僕には合ってたみたい。

ハラワ・ビーチ

モロカイ島の東端にあるハラワ渓谷のビーチ。
太古よりハワイアンが住んでいたアフプアア（＊１）の土地です。

昔から村があり人々の暮らしがあったのですが、何度となく津波に襲われ村はなくなりました。
ただ、今も山の奥に入ったところで、自然と共に生活をしている人々もいるそうです。

太古のハワイを肌に感じさせてくれるビーチですね。

当然のことながら売店もなにもありません。
ライフガードもいません。
でもビーチの雰囲気としては危ない感じはあまりしません。

ただし、東の端でモロカイの中心地カウナカカイからは距離があります。
道路も狭く曲がっているところも多いです。
といっても日本で狭い道になれているので、キャー通れない！っということはありません。
対向車もあんまり走ってません。

車通りも少ないので、夜、暗くなってレンタカーを走らせるのは避けた方が無難かと思います。

(＊1)アフプアア：古代ハワイアンが共同生活を営んでいた地域。地形は、山から流れ落ちる川が海にたどり着くあたりに扇状の平地が広がっています。（ピザをカットした１片のような形）

パポハク・ビーチ

ハラワとは反対側、モロカイ島の西端にあるパポハク・ビーチ。
南北にとても長ーく続くビーチです。
全長約５キロもあります。

そして、驚くことに、このビーチには人がいないのです。
ビーチ・パークや駐車場もちゃんと完備されているのですが、人が一人もいないのです。

それが全長５キロに渡って、ズーーーっと見渡しても、人影が全くないのです。
こんな景色は初めて見ました。
「ウオー！！」絶景です！

ここもカウナカカイからは離れているので、時間には気をつけて行ってください。
モロカイ島は東西に長くて、何もない景色が延々と続く道路をひたすらレンタカーを走らせます。

万一のことを考えた場合、明るいうちのほうがいいと思いますので。