ハワイアンを楽しむ|ハワイアン・ウクレレの弾き方が学べる本

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ウクレレでハワイアンソングが弾きたい!

ジャズとかポップスとかもいいんだけど、ウクレレといったらやっぱりハワイアン!

いかにもハワイっぽく、かるーく、ゆるーく、さらーっとウクレレが弾ける方法を学びたい!

そう思っている方いませんか?

本屋に行くとウクレレの教則本、たしかにいっぱいあります。
でもハワイアンに特化した本ってないんですよね。

もちろん普通に売っている本でもハワイアンは弾けるようになります!
でも、なんかどこかが違うんだよなー
もっとハワイアン・スタイルをドーンと前面にアピールした本、ないのかなあ・・・

ハワイっぽいストラミング。
ハワイっぽいヴァンプ。

そういうのが欲しいんだけど…

だったら『ハワイアン・スタイル・ウクレレをかる〜く弾こう!』なんかいかがでしょうか!

著者は日本のハワイアン界の重鎮アラニこと山内雄喜さん。
アルバム・CDやハワイアン・ミュージック関連の本も多数出されています。
スラックキーギターの第一人者です。

その山内さんが、ウクレレの歴史とプレイヤーからハワイっぽい弾き方のテクニックまでをたっぷり教えてくれています。

本だけじゃありません。
アラニ自ら模範演奏しているDVDも付いてますよ。

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『ハワイアン・スタイル・ウクレレをかる〜く弾こう!』のオススメ理由

この本が出版されたのは2010年、ちょっと古い本です。
でもハワイアンを前面に出したウクレレ教則本って、他にないんじゃないかと思います。

理由はなんとなくわかります。。。

  • 一般的な教則本で十分ウクレレは学べるので、わざわざハワイアンに特化する必要はない。
  • ハワイアンだけのウクレレ教則本の需要がそんなにない。

あたりだと思います。

ウクレレの弾き方は一般的な教則本で学んで、ハワイアンが弾きたいときはハワイアンの楽譜本を見ながら弾けばいい。
そんな感じじゃないでしょうか。

じゃあ、なんでこの本をオススメするのか?

他の教則本にはない、ウクレレ演奏にハワイアンテイストを盛り込む方法がちりばめられているのです。

  • ハワイアン・ストラミング
    ストラミングとはコードをジャカジャカ弾くときのリズムパターンです。
    いつも同じパターンばかりだと面白くないですよね。
    いろんなストラミングのパターンを教えてくれていて、もちろんハワイアン・スタイルのストラミングものってます。
    同じ曲でもストラミングのパターンを変えると、また違った雰囲気になります。
      
  • ハワイアン・ヴァンプ
    ヴァンプとは曲の頭や1番と2番の間とかに即興的に弾くストラミングやメロディのことです。
    楽譜集なんかには省いていることが多いです。
    譜面通りに弾いても「なんかハワイっぽくない」と感じることないでしょうか。
    そんなときはハワイアン・ヴァンプを勝手に入れちゃいましょう。
    いっきにハワイアンっぽくなりますよ!

      
  • ハワイアンの有名曲の模範演奏
    ハワイアンの有名曲をアラニが模範演奏で見せてくれます。
    「どう弾いているんだろう」「ここのフレーズがハワイっぽいな」と感じたら、TAB譜を見ながらDVDを見ながらじっくりと学べます。

正直に言って「かる〜く」弾ける訳ではないです。
難易度は結構高いです。

でも、ハワイアンが好きでハワイっぽいフレーズや雰囲気を出して弾きたい。
そう思っているなら参考になるはずです。

ぜひ手に取ってみてほしいです。

またウクレレの歴史、名プレイヤーと参考アルバム(CD)、音楽理論の基礎的なことなども詳しく書かれていますよ。

模範演奏DVDがいい!

本に付いているDVDについてもう少し詳しく説明しましょう。

まず、収録されている時間が「1時間16分」もあります。
たっぷりとハワイアン・スタイル・ウクレレの世界に浸れます。

しかもアラニです。
肩ひじ張らずにゆるーくみることができます。

本のどのページとリンクしてるかはテロップで教えてくれています。

その中でも僕のオススメはやっぱりハワイアンの模範演奏です。
収録されている曲がなんと18曲もあるのです!

模範演奏18曲

  1. ヒイラヴェ(HiʻiIawe)
    ギャビー・パヒヌイのスラック・キー・ギターが超有名です。
    ここではギャビー・バージョンをウクレレで演奏しています。
      
  2. マヌエラ・ボーイ(Manuela Boy)
    ハワイのトラディショナル・ソングです。
      
  3. ヘエイア(Heʻeia)
    これもハワイのトラディショナル・ソングです。
      
  4. マウナ・ロア(Mauna Loa)
    ハワイアンには裏にセクシーな意味を持つ歌が結構あります。
    この曲もそんな色っぽい歌です。
      
  5. フラ・オ・マキー(Hula O Makee)
    フラソングとして有名な曲です。
    マキー号という船が沈没した実話に基づいた歌です。
      
  6. メレアナ・エ(Meleana E)
    ハワイのトラディショナル・ソングです。
      
  7. プープー・アオ・エヴァ(Pūpū Aʻo ʻEwa)
    パーリー・シェルス(「真珠貝の歌」)の題名の方が日本では有名です。
      
  8. プア・アラニ(Pua ʻAlani)
    エディ・カマエ・スタイルの演奏です。
      
  9. ハワイ(Hawaiʻi)
    オオタサンのオリジナル曲をオオタサン・スタイルで演奏しています。
    雰囲気を出すなら、もちろんLow-Gです。
      
  10. フラ・ノーヴァ(Hula Nova)
    ウクレレでジャズといえばライル・リッツを忘れてはいけません。
    この曲もLow-Gがあいます。
      
  11. プア・リーリーレフア(Pua Līlīlehua)
    ハワイアンとしてフラ・ソングとして超有名です。
      
  12. カーヴィカ(Kāwika)
    カーヴィカとはカラカウア王のことです。
    ここではピーター・ムーン・スタイルの演奏が聴けますが、僕が初めて聴いたのはカアウ・クレーター・ボーイズのバージョンです。
    どのバージョンも、とにかくウクレレがかっこいいです!
      
  13. キー・ホーアル・ウクレレ(Kī Hōʻalu ʻUkulele)
    アラニのオリジナル曲です。
    キー・ホーアルとはスラック・キーのことで、弦を緩めたチューニングで弾くことです。
      
  14. ダ・カイン・ウク(Da Kine ʻUke)
    これもアラニのオリジナル曲。
    「Da kine」というのはピジン・イングリッシュ(英語とハワイ語が混ざったような英語)です。
    「That is kind」のことで「そうそう!」「それ!」っという感じです。
      
  15. ウア・ナニ・オ・ヌウアヌ(Ua Nani ʻO Nuʻuanu)
    ワイキキからパリ・ハイウェイでカイルアに向かう途中にある観光ポイント「ヌウアヌ」を歌ったトラディショナル・ソングです。
    タロパッチ・チューニング(4弦:G、3弦:C、2弦:E、1弦:G)にしたスラック・キー・スタイル、Low-Gで演奏しています。
      
  16. カーホロ・ウク(Kāholo ʻUke)
    アラニのオリジナル曲。
    Cワヒネ・チューニング(4弦:G、3弦:B、2弦:E、1弦:G)、Low-Gでの演奏です。
    ウクレレをスラック・キーで弾くことはめったにないですが、印象の変わり方を聴いてみるのもおもしろいです。
      
  17. ナマケルアズ・ウク(Namakeluaʻs ʻUke)
    女性スラック・キー・ギター奏者アリス・ナマケルアの曲で、アラニが直接アリスから教わった曲です。
      
  18. ナー・オーピオ(Nā ʻŌpio)
    アラニのオリジナル曲で「子供たち」という曲です。
    3パートの曲で3人以上でアンサンブルができる曲です。

もちろんすべて楽譜(TAB譜、コード)付きです。
(※ TAB譜はDVDと完全一致ではなく、やさしめになってます)

ハワイ語の歌詞、日本語訳もあります。
さらにそれぞれの曲が聴ける参考アルバムも列挙されてます。
ハワイアン・ソングの資料として、なかなか見応えのある内容です。

オススメアルバム3枚

その中で僕のオススメアルバム(CD)を3枚紹介します。
本当はもっともっとありますが、ここでは有名で聴きやすそうな3枚を選びました。

  • ケアリィ・レイシェルのプープー・アオ・エヴァ(『ケアラオカマイレ』)
Punahele
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  • ハーブ・オータのハワイ(『マジカル・ウクレレ』)
アーティスト:ハーブ・オオタ
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  • ピーター・ムーン(サンディ・マノア)のカーヴィカ(『グアヴァ・ジャム』)
オーマガトキ
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興味がある曲をハワイアン・アーティストのアルバムで聴くとより一層楽しめるはずです。

おまけの小ネタ

あと小ネタ情報として、アラニが使っているウクレレと着ているシャツについて触れておきましょう。

  • ウクレレ
    アラニが使っているウクレレは「シモ・ウクレレ」です。
    シモ・ウクレレは八王子にあるギター・ウクレレ工房の志茂さんが製作しているものです。
    全てオーダーで、しかも長ーい順番待ちなので手にするまでに何年もかかります。
    ハワイを感じるシモ・ウクレレの音色をたっぷりと堪能できるのも大きなポイントです。
  • パラカ
    アラニが着ているチェック柄のシャツはパラカといいます。
    ハワイのシャツといえばアロハが定番ですが、このパラカもハワイの定番です。
    日本から移民した農園労働者が着ていたシャツが起源だと言われています。
    アロハは派手すぎてちょっと・・・という方にも着やすくてオススメのシャツです。

まとめ

あるようで、なかなかないハワイアン・スタイル・ウクレレの教則本『ハワイアン・スタイル・ウクレレをかる〜く弾こう!』をご紹介しました。

ちょっと古い本なので本屋に行けば買えるというわけではありません。
ネットなどで中古本を探さないと手に入れるのは難しいかもしれません。

でも「ハワイっぽくウクレレを弾きたい!」と思っているなら、「ウクレレ教室じゃなく一人で学びたい」と思っているなら、オススメできる本です。

ハワイアン・スタイルのウクレレにもっと入っていきたいなら、いろんな曲にチャレンジしてみましょう。
ハワイアンソングの楽譜集はたくさん出ています。

中でも僕のオススメの1冊を紹介します。
別の記事で紹介している『He Mele Aloha』(ヘ・メレ・アロハ)です。

→『ヘ・メレ・アロハ』の記事はこちらです。

ハワイアン・ヴァンプなどを自由に入れながら弾いて、歌ってください。
ハワイっぽくかるーく、さらーっと。
気分はハワイですよ!

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