初めてのハワイ語|ハワイ語の読み方、実は日本人には易しかった

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ハワイ語で書かれた文章、どう読めばいいのか、どう発音すればいいのか知っていますか?

基本的にはローマ字読みでOKです。
なので、日本人にとっては実はそんなに難しくないのです!

ただ、ところどころに見たことのない記号がありますよね。

無視していいんだろうか?
特別な読み方があるんだろうか?
これは悩んでしまいますね。

この記事ではハワイ語がはじめての方に対して、文字としてのハワイ語の簡単な読み方・発音方法について説明します。

ハワイ語の読み方が少しわかると、今まで知らなかったハワイに触れた気持ちになるかも!?

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はじめに

ハワイ語の読み方・発音方法の前にぜひ知っておいてほしいことがあります。

それは、「ハワイにはもともと文字はなかった!」ということです。

古代ハワイでは、今のような文字はありませんでした。
あったのは「ペトログリフ」と呼ばれる象形文字です。

ペトログリフ

これは生活や自然に関することを表したもので、文字なのか絵なのか微妙なとこですね。
ペトログリフは今でも見ることができ、僕はハワイ島のヴォルケーノの近くで見たことがあります。

人が住んでいた気配を感じさせない溶岩大地に、人の手になるペトログリフが刻まれているのはなんか不思議な印象だったのを覚えています。

では、もともとなかった文字なのに “ALOHA” や ”HAWAIʻI” という文字はどこからきたのでしょうか?

ハワイにきた白人の宣教師たちがキリスト教を布教させるために、文字のなかったハワイ語にアルファベットを割り当てたのです。

ハワイ語の文字

現在のハワイ語で使われている文字についてです。

ハワイ語はアルファベットとハワイ語特有の記号から成り立っています。
そしてアルファベットは母音として5文字、子音として7文字が使われています。

ハワイ語の母音

母音で使われるのは下の5つの文字です。

  • A  ア
  • E  エ
  • I  イ
  • O  オ
  • U  ウ

日本語とは順番が違うだけで同じですね。

ハワイ語の子音

子音で使われるのは下の7つの文字です。

  • H
  • K
  • L
  • M
  • N
  • P
  • W

ハワイ語は日本語と同じく、母音のみ、子音+母音で成り立っています。
なので基本的にローマ字読みでOKなんですね。

ハワイ語特有の記号

ハワイ語特有の記号として2つの記号があります。

  • カハコー
    ひとつはカハコーと呼ばれるもので、母音の上に横線がついているものです。
    Ā  アー
    Ē  エー
    Ī  イー
    Ō  オー
    Ū  ウー
    音を伸ばして発音します。
  • オキナ
    もうひとつはオキナと呼ばれるもので、’(アポストロフィー)を逆さにしたような形です。
    「ʻ」
    難しい言葉で「声門閉鎖音」と言いますが、オキナがあるときはちょっと詰まった感じで発音すればいいと思います。

カハコーとオキナはハワイ語の記号のため、パソコンやスマホではハワイ語のフォントをインストールしないと入力することはできません。
(表示はできるかもしれませんが)

なので無視されたり、オキナの代わりにアポストロフィーが使われたりすることが多いです。

厳密には記号の有無で意味が変わってくることもあるのですが、ハワイ語で会話しているわけではないので大丈夫ですよね。

あっ、ハワイ語をパソコンにインストールするのは無料で簡単なので、興味がありましたらぜひ調べてください。
僕もMACとiPhoneに入れてます。

ハワイ語の基本的な発音

ハワイ語の子音のところでも書きましたが、ハワイ語は「母音のみ」「子音+母音」で成っています。
英語のように子音で終わることはありません。
これは日本語と同じなので、日本人にとって比較的親しみやすい言葉ですね。

日本語には「あいうえお表」がありますが、ハワイ語にも「Hakalama」というのがあります。
このハカラマ、ハワイでもハワイ語を学ぶために使われているものです。

まずは基本のハカラマです。

ha
ka
la
ma
na
pa
wa
he
ke
le
me
ne
pe
we
ウェ
hi
ki
li
mi
ni
pi
wi
ウィ
ho
ko
lo
mo
no
po
wo
ウォ
hu
ku
lu
mu
nu
pu
wu

母音にカハコーがつくとこんな感じです。


ハー

カー

ラー

マー

ナー

パー

ワー

ヘー

ケー

レー

メー

ネー

ペー

ウェー

ヒー

キー

リー

ミー

ニー

ピー

ウィー

ホー

コー

ロー

モー

ノー

ポー

ウォー

フー

クー

ルー

ムー

ヌー

プー

ウー

このハカラマを見ながら、例をみてみましょう。

  • ワイキキ
    WAIKIKI と書いて「ワイキキ」と読んでいますが、本来は WAIKĪKĪ と K の後ろの I はカハコーがついた Ī となります。
    なので読み方も「ワイキーキー」です。
  • アヌエヌエ
    虹のことです。
    anuenue と書いて「アヌエヌエ」と言ってますが、本来は先頭の a はカハコーつきの ā となります。
    ānuenue で読み方は「アーヌエヌエ」です。

もうひとつの記号「オキナ」の発音の仕方ですが、オキナの前で音を切って詰まる感じで発音します。
例をあげておきます。

  • maikaʻi マイカッイ
    「良い」、「元気」という意味があります。
    フードランドが発行している「マイカイカード」のマイカイと同じですね。
  • koʻu コッウ
    「私の」の意味があります。
    「コウ」(kou)と発音すると「あなたの」という意味になってしまいます。

最後にもうひとつだけ。
文章を読む時は単語で区切るのではなく、区切りなしで読んでしまいます。

  • Noho au ma Osaka. 私は大阪に住んでいます。
    「ノホ / アウ / マ / オオサカ」と区切らないで「ノホアウマオオサカ」と一気に読みましょう。

まとめ

だいたい以上のことを知っておくと、ハワイ語っぽく読めると思います。

使っている文字(アルファベット)の数も少ないし、発音も日本人には馴染みやすいので、まず読むことも目指すならハードルは低いんじゃないかと思います。

もちろんもっと本格的にとなると、アクセントはどこにおくのか、wa は「ワ」なのか「ヴァ」なのか、疑問文で語尾は上がるのか下がるのか、などなどあります。
文法もありますしね。

でもハワイ語入門者としては十分なのかなと思います。

ウクレレを手にしてハワイアン・ソングを歌うとき、歌詞がハワイ語だけしか書いてなくても大丈夫です!

他にもハワイ語の記事を書いていますので、もしよろしければぜひご覧ください。


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