ハワイ旅行は宿泊するホテルによって、ハワイでの満足感・充実感が大きく左右されます。
パックツアーであれば、旅行会社が選んだホテルの中から選ぶので、ハズレホテルは少ないかもしれません。
でも、自由旅行の場合、どこに宿泊するかは自分で決める必要があります。
「ホテルなんて寝るだけだから、どこでも同じ。」と考えている方もいるかもしれません。
これは大きな間違いです。
ハワイ旅行期間中、3泊か4泊かそれ以上の間、基本的に同じホテルに滞在することになります。
つまり、滞在中のホテルは、ハワイでの家になるのです。
自分にとって居心地のいい家を選ばないと、満足感・充実感は間違いなく下がってしまいます。
最新の設備が整った快適なホテルが絶対だ、というのであれば候補となるホテルはたくさんあります。
でも、最新でなくても別に構わないので、次はちょっと違う感じのホテルに滞在してみたい。
もっと落ち着いたハワイを感じられるホテルに滞在してみたい。
そう考えているなら、ブレーカーズホテルはいかがでしょうか。
正直に言いましょう。
見た目は古いです。
設備も最新ではないです。
けれど、ワイキキの真ん中で、こんなに静かで落ち着いた雰囲気のホテルはありません。
見たこともないオールドハワイを感じさせてくれるホテル。
それがブレーカーズホテルです。
ハワイ通には人気の、ちょっと穴場的・隠家的なホテルです。
ブレーカーズホテルってどんなホテル?
場所はワイキキのビーチウォーク通り沿いで、あの有名な高橋果実店(ヘンリーズプレイス)の並びにあります。
ショッピングエリアも近くて、海も近いという、すごく立地のいい場所にあるのです。
ホテルを探すときは、ビーチウォーク通りを歩きながら目線の高さで探してください。
背の高いビルを探しながらだと、見つけることはできません。
なぜなら建物は2階建なのです。
なので上を見ながら探すと、通り過ぎてしまいます。
2階建のホテル、贅沢だと思いませんか。
レンタカーでホテルに向かう場合は、サラトガ通りから行きましょう。
空いていればフリーの駐車場があります。
ただ、台数が限られているので運が良くないと駐車できませんが。
ホテル内のフロント、中庭とプールはこんな感じです。
中に入ると、真ん中にプールのある中庭があり、その両側と奥にちょっとノスタルジックな感じがする2階建ての建物がみえます。
この濃い茶色の木造2階建ての建物がホテルの部屋です。
部屋のタイプはいろいろありますが、上の写真左手1階の部屋は、部屋から出るとすぐに中庭になっていて、まるでプライベート中庭といった感じです。
中庭には花と緑がいっぱいです。
プールの周りにはビーチチェアがたくさんあります。
こんだけあると取り合いにならずにすみそうです。
夜の雰囲気もすごくいいのです。
過度の照明でなく、ちょっと暗めがいい感じです。
そして、向かいの部屋からはオレンジ色の灯りが漏れてきます。
中庭に面した2階の部屋の中です。
インテリアや障子など、和のテイストがして落ち着いた感じがします。
全体的に設備はちょっと年季が入った感はあります。
防音とかもそこまで厚くなさそうです。
ラナイはそんなに広くはありません。
中庭やプールが見下ろせていい感じです。
朝食をいただくにはもってこいですね。
ラナイの手すりの外側、覗き込まないとわかりませんがパイナップルが植ってます。
南国ハワイらしくて、とてもかわいいです。
あと、簡単なキッチンがついているので、ちょっとした料理もできます。
これはとても便利です。
実際に滞在しての感想
僕がお世話になったのは2014年7月です。
ブレーカーズホテルのことは、山下マヌーさんの著書で知りました。
- 『ハワイ個人旅行マル特マニュアル』
- 『10年使えるハワイの遊び方』
本を読んだとき、「いいな〜」「いつかは泊まってみたいな〜」と憧れたんですが、当時はなんとなくまだ早いなあと感じていたのです。
山下マヌーさんですが、ハワイ関連の著書をいーっぱい出版されています。
古いもの(上記の2冊も)は確かに情報が古くなって閉店している店もありますが、とにかく読み物としてもすっごく面白いです。
ハワイに対する愛情がひしひしと伝わってきます。
ハワイ好きなら、ぜひ読んでみることをおすすめします!
50歳を超え、ハワイ旅行を重ねて、目一杯観光に動き回るハワイから少しゆったりと過ごすハワイも経験してみたい、と思うようになってきました。
そして「今こそブレーカーズホテルだ」と予約したのでした。
実際に泊まってみて感じたことは、「ここは本当にワイキキの真ん中なのか?」です。
入り口のゲートをくぐって中に入ると、ちょっとタイムスリップしたのかような建物・中庭・プールが目に映ってきます。
とにかく静かで、時間の流れが突然ゆるやかになった感覚がしたのを覚えています。
オープンエアーの開放的なフロント、フレンドリーなスタッフが笑顔で迎えてくれます。
こんなにフレンドリーな感じのするフロントはちょっとめずらしいかも。
ホテルを出たり入ったりするたびに、いつも笑顔をくれるのです。
運がよければ、2匹の猫ちゃんも迎えてくれます。
なぜ見たこともないオールドハワイを感じてしまうのでしょうか?
コンクリートではない、木造の背の低い建物がそう思わせてくれてるのかもしれません。
ビーチチェアに寝転がって空を見上げると、本当に空が広く見えるんです。
そして、理由はわかりませんが、本当に静かなんです。
コーヒーサービスも「ご自由にどうぞ」という感じの心遣いが嬉しいです。
そして、日本に帰ってきてからも嬉しいことがありました。
その年のクリスマス、ブレーカーズホテルからクリスマスカードが届いたのです。
日本にいながらも感じるホスピタリティ!
今、コロナ禍の中、ワイキキは大きく姿を変えつつあります。
以前にあったものが、次々と無くなっていってます。
無くならなくても、改装・リニューアルで姿を変えていってます。
でも、ブレーカーズホテル、これからも変わって欲しくないと切に願っています。
まとめ
最新設備が整ったホテルはもちろん快適です。
でも最新設備でなくても、快適で、居心地のいいホテルはあります。
そこにいるだけで、見たこともない昔のハワイを思い起こさせてくれるホテル。
ワイキキの真ん中でゆったりとした気分を味わえるホテル。
そろそろちょっと静かに落ち着いたハワイを過ごしてみたい。
そんな思いが湧いてきたなら、ブレーカーズホテル、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
僕も、また絶対にお世話になりたいと思っています。
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