最近、レコードの音が好きという方、増えているように思います。
YouTubeなどのネット音楽、CDは手軽に聴けて、また音も高音質です。
なのでレコードはなくなってしまうんじゃないかという勢いでした。
確かに一時は全く見なくなりました。
でもやっぱりレコードにはレコードの良さがあることに、気付いてきたんじゃないでしょうか。
私も40年くらい遠ざかっていたレコードを聴いてみたくなり、サウンドバーガーをいうレコードプレイヤーを買ってしまいました。
そしてディスクユニオン(中古レコードCD屋)でたまたま見つけたんです。
ハワイアンの中古レコードを!!
レコードで聴くハワイアンソング、ネットやCDの音よりもどこか懐かしい響きがしました。
くっきり鮮やかな色合いとは違う、いつもとは違った風景が目の前に広がる感じがしました。
サウンドバーガー(レコードプレイヤー)を買う
なぜサウンドバーガーを買ったのか
実家に、40年以上前、学生の頃に買ったレコードが数十枚あります。
ただ、会社員になって家を出てからはレコードを聴くことはなくなりました。
長い間CDとかネットで音楽を聴くことが普通の生活だったのですが、還暦を過ぎて「あのレコード、どうしようか?」という思いが湧いてきたのです。
当時、思いを込めて選んで買ったレコードたちです。
聴かないんだったら処分するしかないのですが、やっぱり簡単には処分できないものです。
レコードプレイヤーを買うかとも考えたのですが、あの大きさのものを常設できるスペースなんてないなと諦めてました。
そんな時、アマゾンでサウンドバーガー(AT-SB727)というレコードプレイヤーを見つけたのです。

細長い形で、レコードをハンバーガーの具のように挟み込むのです。
レコードをかける時、レコードの大部分は本体からはみ出てるというユニークな発想。
そして使わない時はとてもコンパクト。
さらにメーカーはオーディオテクニカ。
なんとも懐かしい名前です。
値段は・・・2万4千円ほど!
ちょっとだけ悩みましたが「買うしかない!!」とポチったのでした。

実際に使ってみての感想
実際に手にして、最初の印象は「めちゃコンパクト!」です。
ただ繊細に取り扱わないと、すぐに壊してしまいそうな怖さも感じました。
なので専用ケースもすぐに買いました。

ちょっと高いなとは思いましたが、ピッタリだし、なにより安心感が全然違います。

機能はシンプルそのものです。
昔使っていたプレイヤーは、レコード針をレコードに落とすのはボタンを押せばアームが自動的に動いてレコードの上に針を落としてくれます。
聴き終わると自動的にアームが上がり戻ってきました。
サウンドバーガーは自分で針を落としたり、持ち上げたりしないといけません。
これが一番気を使います。
アームの指かけに指をかけて操作するのですが、レコードを傷つけないように息を止めてそっと優しくです。
でもこの指かけがツルッと滑り落ちそうなのです。
なので私は指かけの端っこに滑り落ちを防ぐため、小さく切ったスポンジを貼り付けました。
針圧が変わるので本当は良くないのかもしれませんが、、、
でもこれだけで安心感、ぐっと上がりました。

コンポに接続するケーブルも付いていますが、とりあえずブルートゥースでコンポ、ワイヤレススピーカー、ワイヤレスヘッドホンに繋いで音を出してみました。
接続にちょっと手間取ったりすることはありましたが、何度かやるとちゃんと繋がってくれます。
音は「ああ!レコードの音だ!」とわかります。
CDとかネットの音とは全然違うこと、聞けばすぐわかります!
ハワイアンソングのレコードを聴く
ハワイアンの中古レコードを買う
サウンドバーガーで最初に聴いたレコードは、50年以上前に買ったテレビアニメのドーナッツ盤でした。(山ねずみロッキーチャックです)
実家から持って帰ったものです。(ちなみにLPは実家に置きっぱなしです)
せっかくレコードプレイヤーを買ったのだからと、ディスクユニオンでなんかないかなと探していたら、なんと1枚だけハワイアンのレコードがありました。
それもバーゲン品のコーナーに100円で!
『HAWAIIAN RAINBOW』というタイトルのコンピレーション・アルバムでした。
誰が入ってるのかも確認しないで、とにかく買ったのでした! だって100円ですよ!
ハワイアンの中古レコードを聴く
このレコード、当たりでした。
何曲かを紹介します。
- レイモンド・カーネ / ラ・パロマ
- アンディ・カミングス / オン・ザ・ビーチ・アト・ワイキキ
- アンティ・ジェノア・ケアヴェ / アリカ
- ザ・マカハ・サンズ・オブ・ニイハウ / ハワイ’78
などなどです。

初めて聴く曲もあり、知っている曲もありです。
でもなぜか、みんな懐かしい響きがあるのです。
レコードの音だからなのかな、そんな気がなぜかするのです。
周波数帯とかのことはわかりませんが、私が感じたのは、とにかく音が丸いのです。
CDの音が鉛筆の芯をピンピンにとがらせた感じだとすると、レコードの音は先が丸くなった鉛筆の芯のような感じします。
CDを聴き慣れた耳にはとにかく優しいのです。
またレコードを聴くのは、音楽と正面から向き合って聴いている感を感じます。
CDとかネットはどうしてもながら聴きになりがちですが、レコードは波打ちながら回転する円盤、溝をトレースしながら中心に動いていくアームを見てしまいます。

そして気づいたことがもうひとつ。
今まで昔のハワイアンソングは、いまひとつ聴きたいと思うことはありませんでした。
でもレコードから流れる昔のハワイアンソング、とても自然に聴けるのです!
例えが合っているかどうかわかりませんが、昔のセピア色やモノクロームの写真を加工してカラーにして尖った感じが、その尖ったところがなくそのままのトーンで優しく見える、そんな印象です。
レコードで聴くハワイアンソング、なんかすごくいいです!
最後に
やっぱりレコードの音、もっともっと見直すべきです、もっともっと聴くべきです。
音楽を聴く時の向き合い方が変わります。
レコードをかけるというひとつひとつの動作、このめんどくささがいいんです。
昔はいやだったけど、レコードをかけているときのパチパチというノイズ、この味がいいんです。
レコードを聴いてみたいと思っている方がいましたら、とりあえすサウンドバーガー(AT-SB727)という選択、ありだと思います。
置き場所には困りません。
どこにでも持っていけます。
レコードに対するハードルを低く感じます。
個人的に、絶賛おすすめです!!
そして、ハワイアンソングをレコードで聴くこと。
ハワイアンソングはずーっと聴いてきましたが、レコードで聴くハワイアンソング、とにかくとても新鮮です。
個人的に今回のレコードの最大のサプライズは、イズのハワイ’78がレコードで聴けたことです。
今までCDで聴いていたイズの声、それがより生々しく迫ってくるのです。
実家にあるレコードにハワイアンはないので、これからはたまに中古レコードを探してみようかなと思っています。
そうそう、2025年2月にハワイに行ったとき、カカアコのソルトに中古レコードCD屋(Hungry Ear Records)をみつけました。



すごく面白かったのですが、そのときはなにも買わずに帰ってきました。
でもサウンドバーガーを手に入れた今、次に行った時は絶対に何枚か買ってこようと思ってます。
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