ハワイ旅行|MPCの税関申告で、食品持込みを「はい」にしてみた

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2025年2月、久しぶりのハワイ旅行準備をしていたときのことです。

旅行準備をしていると、ハワイに着いて最初の試練「入国審査」がすごく簡単になる「MPC」というものがあると知りました。

最後に行ったのは8年前という、60代前半の英語ダメダメな夫婦二人旅行です。
もう入国審査がどんなんだったか覚えてませんが、時間がたっぷりとかかった記憶だけは残ってます。

MPCとは何だろう?
自分たちも使えるのだろうか?

とりあえず「やってみよう!」と進めていきます。
すると税関申告の質問をあらかじめ回答する画面が出てきます。

今まで税関申告の回答はすべて「いいえ」と答えていました。
でも、最近入国審査が厳しくなっている、別室に連れていかれるケースも増えている、と聞きます。

ここは「正直にいこう!」と「食品を持っていますか?」の質問に「はい」と回答しました。

MPCとは、どんなものだったのか?

食品持込を「はい」としたことで、どんなことを聞かれのか?

私たちの体験したハワイ入国審査をご紹介します。
(これは私たちのときのことです。必ずこうだというのではありません)

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MPCとはなにものか?

「MPC」とは「モバイル・パスポート・コントロール」の頭文字をとったものです。

日本にいる間に、スマホにMPCアプリをダウンロードし、パスポート情報他を登録しておきます。
ホノルル空港に着いたとき、再度アプリを立ち上げ、顔写真を撮り、MPC用の入国審査レーンに行く。
それだけで入国審査がめちゃ簡単になる、というものらしいです。

しかも料金は「無料!」。

さんざん悩んだ末「これも新しい経験だ!」とやってみることにしたのです。

以下、頭に浮かんだ数々の疑問と、体験してわかったことです。

※実際の登録画面のサンプルはネットで検索するとたくさん出てきます。
 事前に画面を見ておくと戸惑うことが少しは減ると思いますので、検索をおすすめします。 

誰でも使えるのか?

ネットで調べると「過去にESTAを申請してアメリカに入国したことがある」という条件があります。

私はESTAを申請してハワイに行ったことはあります。
でもとっくの昔に切れています。
パスポートすらもとっくに切れて、今回新たに取得したのです。

なんせ8年ぶりですから。

「本当に大丈夫か?」という少しの疑念はありましたが、「まったく大丈夫!」でした。

まっさらのパスポート、まっさらのESTAでも、過去にESTAを使ったことがあれば、MPCはOKです!

夫婦二人、それぞれ自分のスマホに登録しないといけないのか?

家族分は代表者1名のスマホに登録すればOKです。

MPCの登録画面にも「ご家族分の提出をすべて、1台の携帯電話で完了できます。」と出ています。

まず自分のパスポート情報をスキャン・登録後に、かみさんのパスポートをスキャン・登録します。

登録は難しいのか?

アプリは日本語対応されているため、あまり難しくはないと感じました。

若干違和感を覚える翻訳もあることはありますが、だいたい理解はできると思います。

「Disclaimer Statement」の部分は英語のままですが、あまり気にしないで同意して進めました。
「免責事項」とかの意味らしいですが、、、

自分のパスポート情報登録後にPIN(4桁の数字)設定画面があり、つぎに生体認証ログイン画面がでてきます。
PINの代わりに Face ID でのログインを有効にしますかと聞かれるので、私は有効にしました。
この違いはよくわかりませんでしたが、、、

旅行出発前、いつ登録するのか?

アプリのダウンロードは出発の1週間以上前にしたのですが、いつ登録すればいいのかがわかりません。

ただ日本にいる間にするのがよさそうなので、出発当日の午前中に登録しました。

本当は早く済ませたかったのですが、あわてて間違ってもと思い、当日の朝に慎重に進めたのでした。

日本で登録した後、ホノルルまでどうすればいいのか?

アプリに登録後、アプリを終了(アプリを画面の上にスワイプしての終了)させたほうがいいのか?

よくわからないので、スワイプしての終了はしませんでした。

もしかしたら、終了させた後の再起動(ホノルルに着いての)のときに、PINあるいはFaceIDでログインとなるのかもしれませんが、よくわからないので終了はしませんでした。

ホノルル空港に着いたら、何をどうすればいいのか?

ホノルルに着いたらアプリの画面を表示させます。

日本で登録した画面に「Daniel K.Inouye International Airportに到着しましたか?」と出ています。

下に「はい、今すぐ提出します」のボタンがあるので、このボタンを押して写真撮影に進みます。

このとき写真の有効時間があるので、私は入国審査の部屋に着いてから、白っぽいバックを探して写真撮影を行いました。
カメラに顔を入れる枠がガイダンスとして出てくるのですが、これが自撮りではちょっと難しかったです。

あと写真を撮る前の画面に「渡航書類とMPCの領収書を用意しておいてください。」という文言があります。
なにかよくわからなかったので、とりあえず写真を二人分撮ったあと、アプリを開いたままパスポートを持って、二人でMPCの入国審査レーンに向かったのでした。

MPC入国審査は簡単だったか? 食品持込は質問されたか?

準備することはやりました。
あとは実際の入国審査に臨むだけです。

8年ぶりの入国審査にドキドキしながら進んでいきました。

ホノルル空港

MPC入国審査は本当に簡単なのか?

MPC入国審査の列は、部屋に入って一番奥のほうにありました。

見た目は一般の入国審査のブースと変わりません。
ただレーンに並んでいる人数は、一般のレーンに並んでいる人数よりも確かに少ないです。

前の人たちをじっと見て、「MPCだと簡単なのか?」を見定めようとするのですが、正直よくわかりません。

順番が来て、パスポートを握りしめながら審査官の前に立ちます。
ここまでは今までと全く変わりません。

食品持込の質問は何を聞かれるのか? 他の質問はなにか?

今回、税関申告で食品持込を「はい」と回答しています。

今まで飛行機の中で紙の申請書を書いたときも、入国審査で聞かれたときも「もってません」と答えてました。
でも実際は多少の食品は持ってました。
ちょっとした非常食類やお菓子、機内食の残りなどです。
そういう方、多いんじゃないでしょうか?
そして特に突っ込んだ質問もありませんでした。

今、入国審査が厳しくなっていて、間違ったことを言うと別室送りやひどいときは強制送還にあうという情報が目につきます。

なので正直にいこうと「はい」にしたのです。
ただ「はい」にしたことで、どんなことになるのか、まったくわかりません。
ネットで検索しても「こんなことになった」という情報が見当たりません。

一応「何を持ってきたのか?」と聞かれた場合に備えて「持込食品リスト」を英語で準備しておきました。
肉類はエキスであろうと入ってないものを厳選してあります。
カップ麺も原材料名の小さな文字を虫眼鏡で確認し、牛肉エキスの入ってないものを選んだのです。

持込食品リスト

ここまで準備して、簡単といわれるMPCで、どんなことを聞かれたか?

観光か?

定番の質問事項「観光できたのか?」です。

もちろん「イエス」です。

何日か?

これも定番「何日いるのか?」です。

「シックス デイズ」(6日間)です。

食べ物?

ここで「食品持込 はい」についての質問がやってきました。

画面を見ながら、おそらくMPCの内容を見ながら「食べ物? アップル? バナナ?」と聞かれます。

果物の持込は禁止されているので持ってません。
答えは「ノー」です。

これで食品に関する質問は終わりました。
準備していた食品リスト、今回は出番なしで終了したのでした。

どこに泊まる?

これも定番「どこに泊まるのか?」

「ワイキキ マリア ホテル」

以上で質問は終了しました。

MPCを使うのと使わないの、何が違うのか?

質問のあとは二人の顔写真を撮影し、右手指4本、右手親指、左手指4本、左手親指の指紋を取って入国審査を通過です。

正直に言って、今回はMPCだから簡単だったという感じはありませんでした。

質問も今までと同じ感じで、4つ聞かれたのはもしかしたら多いかもと感じました。

ただ今回、入国審査場で審査を待つ人数は全体的に少なめでした。
MPCでないレーンもそんなに混んではなかったのです。
もしいっぱいの人数が並んでいると、MPCを利用する人数が少なそうなので、もっとサクサクっといくのかもしれません。
質問も少ないのかもしれません。

食品持込に関しては、今回の審査官はあまり深掘りをしなかったのかもしれません。
でも正直に「はい」と申告しても、準備をしていれば恐れる必要もないと感じました。

まとめ

久しぶりのハワイは旅行前の準備、入国審査の手続きも変わっていました。

60歳を超えると、新しいやり方には正直戸惑うことが多いです。

でも無事に入国審査を終えてハワイに入ったとき、肌に感じる熱感が「やっと戻って来れたんだ!」と教えてくれるようでした。

これから久しぶりのハワイ旅行を計画されている方々の参考になれば幸いです。

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