ウクレレがビビっている|ビビりの原因はなに? どうすれば直るの?

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ウクレレがビビっていますか・・・

実はウクレレがビビることって、よくあることです。

このビビり、ほんの少しのビビリでも、とても気になりますよね。

この記事では特にウクレレ初心者の方を対象に「ビビりの原因はなんなのか」「どうすればビビりは直るのか」について書きました。

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【まずは結論】ビビりは直るのか?

ビビり、なんとなく簡単に直るような気がしませんか。

なんともなかったのが、あるとき突然ビビり始めたんだから。
ウクレレが壊れたわけじゃないんだから。
きっとすぐに直るだろう。。。

そう考えてしまいますよね。

簡単に直ると思いがちなビビりですが、最初に「結論」を書きます。

「直るか直らないかは、直してみないとわからない」

です。

「なにをやっても直らないこともある」

のです。

自分でいろいろやってみたけど、どうしても直らない。
もう楽器屋さんに持って行って直してもらおう!
そう考えますよね。

でも「楽器屋さんに持っていっても、必ず直るとは限らない」のです。

楽器屋さんはプロなので、たいていのことは直してくれます。
でも100%ではないのです。

今までの経験でも「直りました」って返ってきたのに、完全には直ってなかったということがありました。
「完全には」というのは、ある程度良くはなったけど、強く弾いたりするとやっぱりビビりが残っているのです。

はじめに結論としてちょっとガッカリのことを書きましたが、もちろんたいていのビビリは直ります!

また、直らなかったウクレレも、時間がたったらいつの間にかビビらなくなった、そんなこともあります。

ウクレレの各パーツの名前を覚えましょう

本題に入る前に、ビビっているウクレレですが、どこがビビっているのか言えますか?
ビビっていると思われる箇所の名前、言えますか?

ウクレレの不具合(ビビリ)について、ネットで調べてみる。
ウクレレ友達に相談してみる。
楽器屋さんに相談してみる。

そんなとき、ここがおかしそうと思う箇所の名前は言えたほうがいいと思います。
(おかしい箇所が違っていても全然OKです)

そのために、まずはウクレレの各パーツの名前を覚えましょう。

ウクレレ初心者にはちょっと難しいかもしれません。
でも、名前を知っていると、ウクレレを続けていくなかで、きっとよかったと思うことがありますよ!

とりあえず、下の写真の名称を覚えておきましょう。
あと、ボディの写真側を「トップ」、後ろを「バック」、横を「サイド」と呼ぶことも覚えておいてください。

ウクレレ

ではビビリの原因として考えられることと、その直し方にはいりましょう。

【原因1】サドルが低い

サドルの高さによってフレット(指板上の金属の棒)と弦の間隔は変わります。
そしてこの間隔のことを弦高といいます。

最初に言っておきます。
弦高は低い方がウクレレは弾きやすいのです。
なので、できるだけ低い方が望ましいのです。

サドルが高いと弦高は高く、サドルが低いと弦高は低くなります。

弦高が高いほうがビビリは起こりにくのですが、弦を押さえるのに大きな力が必要になってきます。
弦高が低いと力は小さくてすむので弾きやすいのですが、低すぎるとビビりやすくなります。

サドルが低いときの直し方

サドルが低いときはサドルを高くしてあげればいいのです。

といっても、今ウクレレについているサドルの高さを上げることはできません。
サドルの交換が必要になります。
そうなると楽器屋さんに相談してサドルを作り直してもらうことになります。

もちろんそれが一番いいとは思うのですが、結構大変ですよね。

なので私は簡易的な方法として、サドルの下に厚紙を敷くことで弦高を上げることをやっていました。

ブリッジの溝の深さにもよりますが、あまり厚くない紙であればサドルもちゃんと固定されるし、弦高も高くなりビビリは改善します。
厚紙の高さを何回も変えながらギリギリにビビらないとこを探すのは結構大変ですが、手間だけでお金もかからない方法です。

とりあえず試してみるにはいいかもと思います。

【原因2】フレットの高さが揃っていない

フレットの高さが揃ってなくて、ネック全体の中で、弦とフレットの間隔が狭くなっている箇所があるときもビビります。

フレットの金属棒は指板に打ち込んだあとで、全てのフレットの高さが同じになるように調整しています。
でもなんらかの理由で、特定のフレットが違う高さになってしまうことがあるんです。

簡単なチェック方法があります。

指板・フレットの上に定規を置いて、その定規をナットとサドルの間を滑らせたり、定規の両端を押してがたつきがないかをチェックするのです。

ウクレレのチェック

フレットの高さが同じでないからといって、必ずしもビビるわけではありませんが、程度によってはビビりの原因になることがあります。

ではなぜ高さが違ってくるのでしょうか。
以下に代表的な原因をあげます。

  • ネックが反っている。
    基本的にネックはまっすぐになっています。
    それが乾燥によって曲がってしまうことがあるのです。
    ヘッド側、ボディ側からネックがまっすぐか見てみましょう。

    ネックの中程が盛り上がったように曲がっていたときは「逆反り」といって、ビビりやすくなります。
    中程が凹んでいるときは「順反り」といって、あまりビビりません。
     
  • フレットが浮いている。
    フレットは指板に打ち込んでいるのですが、乾燥によって浮き上がってくる場合もあります。
     
  • フレットの弦に当たる箇所がすり減っている。
    ウクレレの弦はナイロンのように柔らかいので、めったにフレットが減ることはありません。
    ギターのようにスチール弦だと長年使ってると減ってくることがあります。

フレットの高さが揃っていないときの直し方

フレットの高さが揃っていないとき、素人では簡単に直すことはできません。
楽器屋さんに相談することをオススメします。

特にネックの反りのときは、修理が難しいと覚悟しておいてください。
またできると言われても修理代がそれなりにかかることも覚悟しておいた方がいいです。

あまりひどくない高さのバラツキなら、サドルを少し高くしてビビりの様子を見てみるのがいいと思います。

【原因3】ナットの溝が弦の太さよりも狭い

ナットに切られている弦を通す溝が、弦の太さより狭いのもよくありません。
とくに4弦をLow-Gにした場合には要注意です。

ナットの直し方

溝が狭いのであれば、広くする必要があります。

弦がちゃんと収まる広さまでやすりで削るのですが、慎重にやらないといけないです。

やりすぎると、かえって悪化させてしまうこともありえます。

楽器屋さんに相談した方がいいかなと私は思います。

【原因4】ピックアップのコードと共鳴している

ピックアップ(マイク)がついているウクレレの場合、ピックアップのコードと共鳴していることもあります。

ちょっとわかりにくいですが、ボディの中にピックアップとジャック(アンプと繋げるラインを挿すパーツ)を繋ぐコードがあります。
このコードがウクレレを鳴らした音に共鳴することもまれにあるのです。

ピックアップのコードとの共鳴の直し方

私の経験ですが、多分、コードがちょっと長い場合に起こることが多い気がします。

コードがボディの裏側に触れているときなどに、共鳴していると思われます。

指や細長い棒などで、コードの位置を変えると共鳴しなくなることがあります。

原因がよくわからないときの対処方法

上の1〜4ではなさそう、でもビビっている。
実はそんなこともあります。

そんなときに私がやってみることがあります。

弦を換えてみる

弦の交換を長いことやっていないなら、弦の交換をやってみてもいいと思います。

ウクレレと弦の相性なのか、弦交換でビビリが直る、そんなこともあります。
(弦交換でビビリがでることもたまーにはありますが…)

弦を巻き直してみる

どこがビビっているのかよくわからない。
そんなときには弦を巻き直してみることもあります。

完全に弦を外すまでやらないでも、弦をゆるめて、ブリッジのところから弦を伸ばしてみて、もう一度ペグを巻いていく。

これでビビリが直ったこともあります。

ナット、サドルを拭いてみる

ナット、サドルの、弦と直接に接している部分をクロスなどで拭いてみることも試してみていいと思います。

ザラつきがキレイになるとビビりも良くなるかもです。

まとめ

今回はウクレレのビビりの原因と直し方について取り上げました。

ビビりというのは簡単なようで、実は難しい問題です。
でもちょっとしたことで直ることもあります。

もしビビりで困っているなら、ぜひ一度試してみてください。
お役に立てればいいなあと願っています。

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